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米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』は23日(日本時間24日)、「2024年、各チームで最もトレードされる可能性の高い選手」と題して、記事を公開。7月末に迫るトレード期限を控え、移籍が濃厚な選手を各球団から1人ピックアップした。ブルージェイズからは菊池雄星投手が選ばれた。
◆「このチームは長くもたない」ブルージェイズ右腕が吐露 ライバル球団幹部はゲレーロJr.の移籍について「可能性はある」と断言
■ビシェット、ゲレーロJr.の名前も挙がる
現在ア・リーグ東地区最下位に沈むブルージェイズを巡っては、チーム再建のために大ナタを振るう可能性が指摘されており、ビッグネームであるブラディミール・ゲレーロJr.内野手とボー・ビシェット内野手の移籍話がメディアを賑わせている。
ただ、両選手は2025年シーズンまでチームとの契約が残っており、トレード成立には交換要員を含めて一筋縄ではいかない。特に2人はチーム生え抜きであり、地元での人気は別格。放出に踏み切れば、マーケティング面での悪影響も懸念される。
■今オフ終了後にFAとなる選手たちに注目
そこで『ブリーチャー・レポート』は「今季限りでフリーエージェント(FA)になるユウセイ・キクチ、ジャスティン・ターナー、ダニー・ジャンセン、ケビン・キアマイヤー、イミ・ガルシアたちの方が、今夏トレードに出される可能性が高い」と指摘。その上で、移籍市場に出る可能性が最も高い選手として菊池の名前を挙げた。
「32歳のキクチは、3年間総額3600万ドル(当時のレートで約41億4000万円)でブルージェイズに加入したが、その契約も今シーズンが最後。ここまで58イニングを投げて防御率 2.64、WHIP(1イニングあたりに許した走者)は1.12、奪三振61という数字をマークしており、彼はトレード市場で人気トップの先発左腕になる可能性がある」と説明。勝ち星(2勝4敗)には恵まれていないものの、その投球内容から「欲しい」と言う球団は多いと予測した。
オフにFAとなり、“タダ”で他球団に行かれるよりは、チームとしては見返りを求めてトレードに応じる可能性は高い。今夏、菊池争奪戦が繰り広げられるかもしれない。
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