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ブルージェイズの菊池雄星投手が6日(日本時間7日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発登板。6回4安打1失点で今季3勝目(5敗)を挙げた。防御率は3.48。試合は6-5でブルージェイズが競り勝った。
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■球団公式Xも日本語で「おめでとう」
菊池は初回、2死二、三塁のピンチを招いたが、後続を打ち取り無失点で切り抜けた。2回以降は安定した投球を披露。3回には先頭コルトン・カウザー外野手を空振り三振に仕留め、メジャー通算700奪三振を達成した。
この快挙に球団公式X(旧ツイッター)は、日本語で「MLB通算700奪三振おめでとう御座います!」とつづり、実際の映像とともに投稿した。
6回1死からアドリー・ラッチマン捕手にソロ本塁打を浴びたものの、6回89球を投げて4安打1失点。6奪三振1四球でまとめ、4月22日のロイヤルズ戦以来となる3勝目を挙げた。
菊池は試合後、「勝つのは久しぶり。だから、今日はチームメートと一緒に(祝勝の)ウイスキーを楽しむことができて、うれしかった」とコメント。今季は登板した試合で勝つと、同僚にウイスキーをふるまっているため、約1カ月半ぶりの美酒に笑顔を見せた。
■依然最下位も「あきらめていない」
この日は最速98.1マイル(約157.9キロ)のストレートとチェンジアップが冴えた菊池。ジョン・シュナイダー監督は「電光石火の速球が衝撃的だった。今日は調子が良かった。彼はうまく相手を揺さぶり、多くの空振りを取っていた」と高評価。敵将ブランドン・ハイドも「最高のパフォーマンスだったと思う。彼はいつも良いが、今回は97、98マイルの弾丸のような速球に加えて、非常に良いブレーキングボールとチェンジアップがあった。本当に打つのが難しかった。だから、彼の投球を称賛する。素晴らしい投球だったと思う」と素直に脱帽した。
同じア・リーグ東地区のオリオールズ相手に連勝したブルージェイズだが、依然最下位に沈んでいる。菊池は「我々は望んでいる位置にいるわけではない。みんな本当に一生懸命にプレーしており、(ポストシーズン進出を)あきらめていない。クラブハウスの雰囲気も良い。残り約100試合もある。シーズンは長いので、この勢いを続けて勝ち進んでいけることを願っている」と話した。
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700 career Ks for Yusei 👏
MLB通算700奪三振おめでとう御座います! pic.twitter.com/UYhCjuMVbh
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) June 6, 2024