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ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠でのレンジャーズ戦に「2番DH」で先発出場。第1打席で17号本塁打を放ち、リーグトップのマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に1本差に迫った。試合は9回裏に物議を醸すプレーが発生し、2-3でドジャースが敗れた。
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■「ストップサインは見えなかった」
この日、ドジャースの得点は初回に大谷が放った17号アーチのみで、試合は1-3のまま9回を迎えた。それでもファンの声援に応え、粘り腰を見せるチームは2死一、二塁というチャンスを作る。
ここで8番ジェイソン・ヘイワード外野手が右中間への安打を放ち、まずは二塁走者ウィル・スミス捕手が生還。しかし、一塁走者アンディ・パヘス外野手に対しては、三塁コーチのディノ・イーベルが「止まれ」のジェスチャーを示し、本塁突入を制止した。ところが、23歳の新人外野手はこの指示を振り切ってホームへ向かい、タッチアウト。デーブ・ロバーツ監督がチャレンジを要求したが、判定は覆らずに試合終了となった。
三塁で止まらなかった理由について、パヘスは試合後「いや、ディノのストップサインは見えなかった。中堅手がボールを取り損なうのを見て、同点に追い付くことだけを考えて走り続けた」振り返った。
■指揮官「上達するためには起こる」
このプレーを受けて、ドジャース専門メディア『ドジャース・ネーション』は公式X(旧ツイッター)を更新し、「同点にしようとディノのストップサインを無視して突進するというパヘスの決断について、どう思いますか?」と疑問を提示。そのほか、地元ラジオ局『ESPNロサンゼルス』のブレイク・ハリス記者も「パヘスの言い訳は許されない。これまでも走塁ミスを犯していた」と手厳しかった。
一方、デーブ・ロバーツ監督は、試合後に一、三塁の両ベースコーチとパヘスが話し合いの場を持ったことを明かし、その上で「叱責ではなく、教訓を伝える場だった。残念ながら、上達するためには、こういったことも起こるだろう」とし、パヘスも「学びの時間だった」と説明した。
大谷の先制弾は実らず、若武者の暴走でゲームセット。ファンとしては、今回の教訓が次戦以降に生かされると捉え、納得するしかないようだ。
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What are your thoughts on Andy Pages’ decision to run through Dino Ebel’s stop sign to try and tie up this Dodgers, Rangers ball game?
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— Dodgers Nation (@DodgersNation) June 13, 2024