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米スポーツメディア『ブリーチャー・レポート』は14日(日本時間15日)、「全30チームのラインアップをランキングする」と題して、記事を公開。6月時点での結果と今後の予想を組み合わせて選出した。大谷翔平投手の所属するドジャースは2位と高評価。1位は本塁打王争いでトップを独走するアーロン・ジャッジ外野手がけん引するヤンキースとなった。
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■二遊間と外野は「強化を追求すべき」
『ブリーチャー・レポート』が選出したランキングによれば、まずトップ10は1位ヤンキース、2位ドジャース、3位オリオールズとなり、4位フィリーズ、5位ブルワーズが続いた。6位以下は順番にロイヤルズ、ガーディアンズ、パドレス、アストロズ、ダイヤモンドバックスとなった。
ドジャースに関して、同メディアは「打線には可能な限り最高の4人(ムーキー・ベッツ、大谷、フレディ・フリーマン、ウィル・スミス)を揃えており、彼らの背後にはテオスカー・ヘルナンデスという優秀な得点力を持つ打者が控えている。本当にエキサイティングなグループだ」と紹介。ただ、その上で「このチームに懸念がないわけではない」とし、二塁を守るギャビン・ラックス内野手の「打率.218で出塁率は.300を下回る」という数字を嘆いた。
そして、「二遊間は、もう1人の外野手とともに強化を追求すべきポジション」と主張。ラックスの代わりに直接二塁手を補強するのか、本職の遊撃手を獲得し、遊撃を務めているムーキー・ベッツ内野手を本来の二塁に戻すのか、いずれにせよ二遊間に関して何らかのテコ入れが必要とした。
記事は二塁手や外野手に関して「これまでも問題になることはあったが、キケ・ヘルナンデスやクリス・テイラーら優れたユーティリティー選手がカバーしてきた。しかし、今季に関してはそれができていない」とし、このプランが通用しなくなったと説明した。
■ワースト打線はホワイトソックス
現在戦列を離れているマックス・マンシー内野手が復帰すれば十分という声も聞こえるが、記事は「下位打線をグレードアップすれば、10月にMVPトリオが苦戦することになっても乗り切る助けになるだろう」とした。
11位~20位は順番にブレーブス、レッドソックス、レンジャーズ、レッズ、カブス、メッツ、ツインズ、ジャイアンツ、タイガース、カージナルスという並びになった。昨季は「最強打線」と称されたブレーブスだが、今季はロナルド・アクーニャJr.外野手の負傷離脱が響き、トップ10から外れた。
21位~30位はパイレーツ、ブルージェイズ、ナショナルズ、ロッキーズ、エンゼルス、マリナーズ、レイズ、アスレチックス、マーリンズとなり、ワースト打線はホワイトソックスとなった。ア・リーグ西地区で首位に立つマリナーズだが、打線に限れば26位という低評価。今回の特集はあくまでラインナップだが、逆にチームの勝利はそれだけでは決まらないという証左にもなっているようだ。
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