米スポーツメディア『ジ・アスレチック』は19日（日本時間20日）、「トレード期限前に見たい5つのトレード ピート・アロンソやルイス・ロベルトJr.の大型トレードを含む」と題して、記事を公開した。トレードデッドラインが7月末に迫る中、具体的な交換要員にも言及した。
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■懸案の外野手と投手陣の補強求める
ここまでの成績を見る限り、今夏のトレード市場ではホワイトソックス、アスレチックス、エンゼルス、ロッキーズ、マーリンズの5チームが確実に「売り手」に回ると見なされており、最近ではここにメッツも加わると予想されている。
『ジ・アスレチック』は上記6チームが絡むトレードプランを予測。その中で、ホワイトソックスとドジャースの交換トレードにも言及した。
同メディアが提案したのは10人が絡む大型トレード。ドジャースはホワイトソックスからルイス・ロベルトJr.外野手、ギャレット・クロシェ投手、マイケル・コペック投手を獲得し、代わりにニック・フラッソ投手、ジャスティン・ロブレスキー投手、カイル・ハート投手、ペイトン・マーティン投手、ダルトン・ラッシング捕手、アンディ・パヘス外野手、エミル・モラレス内野手を送り出すというもの。
■「ホ軍は再建に向けて軌道に乗る」
同メディアは、このトレードによってドジャースが受ける恩恵を紹介。「ロベルトJr.はセンターフィールドの守備を改善し、下位打線に厚みを加える。クロシェは、タイラー・グラスノーとヨシノブ・ヤマモト（故障者リストから復帰すれば）に続くローテーション3番手に収まる。コペックはブルペン陣にもう1人のパワーアームという選択肢を与える」とした。
一方、見返りとして7人の若手有望選手を獲得するホワイトソックスについては「迅速な再建に向けて軌道に乗ることになる。パヘスはすぐにロベルトJr.の代わりを務めることができるし、ラッシングは将来の先発捕手になるはず。若手4投手の未来は明るく、17歳のモラレスは打者として成長すれば、将来的に遊撃手として名手になるだろう」と記し、この取引におけるメリットを強調した。
同メディアは「これは球界を驚かせるトレードとなる。ドジャースがポストシーズンで優位に立つための大きな助けとなり、ホワイトソックスの再建を加速させるだろう」と記し、実現を後押しした。
ドジャースは現在、ムーキー・ベッツ内野手、山本由伸投手をはじめ負傷者が続出。この事態を乗り切るためにトレードに着手するのか、注目が集まっている。
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