メジャー3戦目で2位躍進の山下美夢有がパリ五輪行き“確実”　古江彩佳、畑岡奈紗との熾烈な争いを大逆転で制す

ワシントン州のサハリーカントリークラブで開催された全米女子プロゴルフ選手権は23日、最終日が行われ、2打差の2位で出た山下美夢有は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、首位と3打差の4アンダーで2位に入った。

この結果、出場枠を争っていた古江彩佳、畑岡奈紗を逆転し、パリ五輪出場を確実としている。

■メジャー3戦目で結果を残す

今季メジャー3戦目で優勝争いとともに注目されたのが日本勢のパリ行きをかけた戦い。大会前の時点で世界ランキング6位につけていた笹生優花は当確の状況で、残り1つの枠をかけて、同20位の古江、同21位の畑岡、同22位の山下が僅差で争う構図となっていた。

この戦いは、畑岡が7オーバーで予選落ちしたことで争いからは陥落。古江と山下の一騎打ちとなっていたが、3日目に70で回り2位に浮上していた山下が古江をリードし優位に立つ。

迎えた最終日、2番でバーディを先行させるも8番でダブルボギーとスコアを落としてサンデーバックナインへ。後半では2バーディ、2ボギーとし通算4アンダー、2位タイ。日本人最高順位でメジャー第3戦を終えた。

24日に世界ランキングが発表される予定で、上位2名にパリ五輪の日本代表メンバーが決定し出場資格が与えられる。今大会で古江は2オーバーの19位に終わっており、前週までで「0.13」ポイント差だった山下は上回ることが確実。古江、畑岡を逆転してパリ行きの切符をつかむことになった。

Miyu Yamashita was oh-so-close to an ace on 17 🤏😩 pic.twitter.com/aOBfLM5CoA
— LPGA (@LPGA) June 23, 2024