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ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が25日(日本時間26日)、敵地シティーフィールドでのメッツ戦に「3番中堅」で先発出場。注目の“サブウェイ・シリーズ”で、両リーグ独走の今季29号満塁アーチを放った。
これでジャッジは本塁打に加えて打点でもア・リーグ首位に立ち、打率も.304でリーグ3位に位置するなど三冠王も視界に入っている。
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■昨季は大谷に本塁打王とMVPを譲る
ジャッジは2023年シーズンは故障による離脱の影響もあり106試合の出場に留まった。前シーズンに獲得していた本塁打王も大谷翔平投手に譲り、MVPも逃すことになった。
迎えた今季は開幕から順調に試合に出場し、本塁打を量産。5月には14本、6月もここまでで9本を積み重ね、29本でメジャー全体トップの座を守っている。
そんなジャッジだが、視界に入るのが2年前に逃した三冠王。2022年シーズンはロジャー・マリス氏の持っていたア・リーグ最多記録を更新する62本塁打を放っただけでなく、131打点で二冠王を獲得し、打率.311もルイス・アラエス内野手(当時ツインズ、現パドレス)の.316に一歩及ばず2位と、あと一歩のところで快挙を逃すことになった。
ジャッジはここまで29本塁打、75打点で首位に立ち、打率は.304でロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手(.311)、ヤンキースのフアン・ソト外野手(.305)に続く3位につける。ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手が三冠王を狙える位置につけているが、昨年まではMVPを争ったジャッジも負けず劣らずの猛打を見せている。
離脱した昨季のうっ憤を晴らすかのような前半戦を送るジャッジ。2024年シーズンのア・リーグMVP筆頭候補と呼べるスラッガーの今後には期待が集まる。
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