
ドジャースの大谷翔平投手はここまで79試合に出場し打率.322、25本塁打でナ・リーグトップ。また打点でもマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)、アレク・ボーム内野手(フィリーズ)の64打点に3差と三冠王を狙える位置につけている。
また、ア・リーグで猛威を振るうのがヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手。ジャッジも本塁打、打点で首位に立つなど、昨年まで同リーグでMVPを争った2人が三冠王の可能性を残している。
◆【最新記事/動画あり】大谷翔平、中堅スタンドへの2試合ぶり26号は177キロ弾 得意の6月に12本目、2位オズナに5差で独走態勢
■オールスター近くに量産態勢
MLBのシーズンもオールスターが近づいてくなか、両リーグで猛威を振るう大谷とジャッジ。
大谷は得意の6月に11本塁打、23打点で数字を伸ばし、月間MVPも射程圏内。一方のジャッジも6月は月間打率.382、10本塁打、32打点といずれも高いスタッツを記録しており、本塁打、打点に加えて首位打者争いにも加わってきた。
まだ両者ともシーズン半分を消化した段階ではあるものの、このまま両者が高いレベルでの打撃を維持すれば、2012年当時タイガースのミゲル・カブレラ氏が打率.330、44本塁打、139打点で三冠王に輝いて以来12年ぶりの快挙も視界に入ってくる。
メジャーの歴史では1933年にア・リーグではジミー・フォックス氏(アスレティックス)、ナ・リーグではチャック・クライン氏(フィリーズ)がそれぞれ三冠王に輝いており、91年ぶりの「両リーグ三冠王」の偉業も今後は注目になるかもしれない。
打撃三部門で上位に顔を出し、ハイスタッツを残す大谷とジャッジ。この両者の2024年シーズンには引き続き注目が集まる。
◆ジャッジの三冠王を阻むのは大谷翔平の“盟友”か エンゼルスで飛躍のシーズン送る27歳が首位打者争いに参戦