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ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が28日、弟でWBA世界バンタム級王者の井上拓真とともに都内で行われた『井上尚弥・井上拓真出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥vsネリ」「井上拓真vs石田匠」』(7月15日夜9時放送・配信)の収録に参加。5月6日に東京ドームで行われ、6回TKO勝ちを収めたルイス・ネリ戦を解説した。
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■「気付いたら倒れててカウントが始まっていた」
番組では、井上兄弟が自身らの東京ドーム興行での試合を観戦。自身の試合の振り返りや、兄弟の試合を見ての感想をコメントした。
兄・尚弥はネリ戦では「打ちだしたら止まらない(ネリの)連打をいかにして止めるか、一発で止まるのか、一、二発で止めるのか、工夫しました」と語り、1ラウンド目の衝撃のダウンについても言及。
尚弥は「あの角度は想定していなかったです。見えていなかったですね。気付いたら倒れててカウント始まってたので、効いてたとは思います」と自身の初ダウンを回想。
一方で、「冷静にはいられましたね」とし、「ネリのパンチを身体に触れさせない、触れさせると勢いづけますから、そこだけは気を付けていました」と語った。ダウン直後は珍しくクリンチする姿も見られた尚弥だが、ネリのラッシュから逃れた後は「もう大丈夫だなと(思った)」と当時の心境を明かした。
リングサイドから試合を見守っていた弟・拓真は「心臓が止まるかと思いました、ダウンしてる姿を見て……」と兄の初ダウンを間近で見たときの衝撃を語っている。
『井上尚弥・井上拓真出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥vsネリ」「井上拓真vs石田匠」』は7月15日、午後9時からWOWOWライブで放送、同オンデマインドで配信される。
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