ドジャースの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、敵地オラクル・パークで行われたジャイアンツ戦に「1番DH」で先発出場。3回の第2打席に今季26号ソロアーチを放った。
大谷は得意の6月に中盤から本塁打数を伸ばし、2021年に記録した13本まであと1に迫る。メジャーでは自身5度目の月間MVP受賞なるかは注目のポイントになってきた。
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■ベッツ不在を埋める奮闘
大谷は前日に球団記録を伸ばしていた連続試合打点は「10」でストップした。しかし、1日明けたこの試合では3回の第2打席に2番手スペンサー・ハワード投手の6球目のスライダーを捉えると、高々と上がった角度35の打球は速度109.7マイル（約176.5キロ）で中堅スタンドへ吸い込まれた。
大谷は延長戦の末に勝利したこの試合で4打数1安打1打点2四球。6月の月間打率は.312とし、12本塁打、24打点とあと1試合を残した段階で月間MVPも視野に入る活躍ぶりを見せている。
ドジャースはムーキー・ベッツ内野手が16日（同17日）のロイヤルズ戦で死球を受けて骨折し、故障者リスト（IL）入り。それ以降1番を担うようになった大谷は一気に調子を上げ、チームの緊急事態をカバーしてきた。
大谷はエンゼルス時代に2度、6月に月間MVPを獲得しているが、2021年は打率.309、13本塁打、23打点の成績で自身初受賞。また、44本塁打で初のホームラン王に輝いた23年には打率.394、15本塁打、29打点とさらに数字を伸ばし3度目の月間MVPに。通算では日本選手最多の4回受賞しており、ナ・リーグに移ってからは初、通算では5度目の受賞なるかは期待が高まる。
ドジャースは30日（日本時間7月1日）にもジャイアンツと戦うが、大谷はこの試合で本塁打を打てば2021年の月間本数に並ぶことになる。三冠王も視界に入る躍動ぶりで期待が膨らむなか、大谷は6月をいい形で締めることができるか。
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