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ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「3番中堅」で先発出場。初回の第1打席でバックスクリーンへの今季31号2ランを放つなど4打数2安打(1本塁打)2打点、1死球1得点と活躍。8-1で、チームを勝利に導いた。
ジャッジは、この一発でシーズン58本塁打154打点ペースに到達。現地メディア『FOX SPORTS』は、「ジャッジがキャリア初のMVPを受賞した2022年シーズンと同じような軌道をたどっている」と報じた。
◆【実際の映像】アーロン・ジャッジ、“敵地騒然”の豪快31号アーチで両リーグ本塁打王を独走
■シーズン序盤は不振も……6月打率.409
27日(同28日)に、メジャーリーグ機構が発表したオールスター・ゲーム(球宴)の出場選手を決めるファン投票で、大谷翔平投手らを抑え、全選手最多の342万5309票を獲得し、球宴へのスタメン出場を決めたジャッジがこの日も魅せた。
初回、1死一塁で迎えた第1打席。ジャッジは相手先発ケビン・ガウスマン投手の2球目直球を振り抜くと、打球は速度109.8マイル(約176.7キロ)、角度36度で高々と舞い上がり中堅のバックスクリーンへ。4試合ぶりの一発は、飛距離423フィート(約128.9メートル)を計測した。
本塁打王を独走する31号アーチで、26本塁打を放っているア・リーグのガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ)、ナ・リーグの大谷翔平投手(ドジャース)とそれぞれ5本差となった。
『FOX SPORTS』はジャッジの31号について「(ジャッジは)今シーズン、猛烈なホームランペースで活躍しており、62本塁打でアメリカンリーグのホームラン記録を更新した2022年と同じような軌道をたどっているように見えた」とし、キャリア初のアメリカンリーグMVP賞を受賞した2022年時の活躍と重ねた。
ジャッジは今季、3月打率.125、0本塁打、4月打率.220、6本塁打と不振にあえいだが、5月以降は調子を取り戻し、5月打率.361、14本塁打、6月は打率.409、11本塁打と驚異の追い上げを見せている。昨年は大谷にMVPを譲ったジャッジだが、2年ぶりのMVP受賞なるか。7月以降の活躍にも注目したい。
◆「ドジャースのスターはMVP最有力候補だ」大谷翔平、驚愕スタッツに米記者が激賞「驚異的なプレーを見せている」
◆ジャッジの三冠王を阻むのは大谷翔平の“盟友”か エンゼルスで飛躍のシーズン送る27歳が首位打者争いに参戦
◆反則級のパラメータ“全振り” 笑うしかないジャッジの公式打撃データを読みとく
Aaron Judge will not stop MASHING.
31st homer of the season! pic.twitter.com/liyingFI0u
— MLB (@MLB) June 30, 2024