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ドジャースの大谷翔平投手は6月30日(日本時間7月1日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番DH」で先発出場。6月最終戦では5試合ぶりの無安打に倒れ、チームも4-10と大敗した。
一方で、大谷は打率と本塁打数でナ・リーグ1位を維持しており、自身5度目の月間MVP受賞が有力視されている。
◆【最新】大谷翔平、リーグトップの12本塁打24打点も6月月間MVPならず……ナはハーパー、アはジャッジが2カ月連続受賞
■前半戦MVP受賞者との一騎打ちか
前日の同戦では26号ソロを放ち、ナ・リーグ2位のマルセル・オズナ外野手に5本差をつけた大谷。最終戦では無安打に倒れるも、シーズン成績では依然“2冠”をキープしており、打点でもトップまで5点差と“3冠”も射程圏内に捉えている。
6月の大谷は26試合に出場し、99打数29安打(12本塁打)24打点26得点20四球で打率.293、長打率.697、OPS1.110をマーク。本塁打数、打点、得点、四球数でリーグ1位を記録した。
そんな大谷が月間MVPを競うライバルが、現在負傷者リスト入りしているものの、前半戦MVPに選出されたフィリーズのブライス・ハーパー内野手。6月は23試合に出場し、91打数34安打(7本塁打)16打点20得点13四球で打率.374、リーグトップの長打率.714とOPS1.166をマーク。打率、長打率、OPSで大谷の記録を超えており、6月度の月間MVPは大谷とハーパーの一騎打ちになることが予想される。
大谷はシーズン成績でもここまで出場した82試合で、323打数102安打(26本塁打)62打点67得点45四球で打率.316、長打率.635、OPS1.034の成績を残しており、得点、本塁打、打率、長打率、OPSで“5冠”をキープ。年間MVPの最有力候補とも目されている。
今季大谷が受賞すれば、指名打者として初、さらには異なるリーグで2年連続受賞という、“前人未到”の2つの快挙が達成されることになる。偉業が絡むナ・リーグ年間MVPへ弾みをつける、月間MVP獲得なるか。
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