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ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地シチズンズ・バンク・パークでのフィリーズ戦に「1番DH」で先発出場する。前回の試合では5打数1安打2盗塁、足でも存在感を見せた。
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■東地区首位フィリーズとの3連戦
相手先発は、34歳の右腕ザック・ウィーラー投手。2020年の短縮シーズンを除き、5年連続二桁勝利を継続中。今季も18先発ですでに9勝を挙げ、ナ・リーグ4位の防御率2.74と安定感のある投球を見せている。平均95.1マイル(約153キロ)の回転数の多いフォーシームを軸に、右打者にはシンカーとスイーパー、左打者にはカットボールとカーブ、スプリットを駆使して打者を翻弄するベテランだ。
大谷はウィーラーと2022年に通算3打席対戦し、1打数1安打2四球。インコースのカットボールを詰まりながらも弾き返し、三塁への内野安打を放っている。熱狂的で知られるフィリーズファンで埋め尽くされた、敵地での3連戦。盛大なブーイングで迎えられること必至だが、節目のメジャー通算200号は飛び出すか。MVP争いのライバル、ブライス・ハーパー内野手が戦列復帰すると見られており、両主砲のアーチ競演にも期待が高まる一戦だ。