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エンゼルスのベン・ジョイス投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのマリナーズ戦2番手に登板。1回16球を投げ無安打無失点、今季メジャー最速となる104.5マイル(約168.1キロ)を計測した。
◆【実際の動画】セットポジションなのに信じられない剛球…!エンゼルスのジョイスが「104.5マイル」を計測!
■今季はいまだに被弾なし
メジャー2年目を迎えるジョイスは、米テネシー大学時代に105.5マイル(約169.8キロ)をマーク。米大学野球史上最速記録を更新するなど、入団前から話題を集めた剛腕だ。
この試合、ジョイスは7回から2番手でマウンドへ。先頭のルーク・レイリー外野手に死球を与えるも、ミッチ・ハニガー外野手を一飛に打ち取った。そして、続くジョシュ・ロハス内野手への4球目フォーシームが今季最速の104.5マイル(約168.1キロ)を計測。前日までトップだったパイレーツ左腕アロルディス・チャップマン投手の104.0マイル(約167.3キロ)の記録を更新した。その後ジョイスはロハスから三振を奪い、この回を無失点で切り抜けた。
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、ジョイスの1球「104.5マイル」は、スタットキャスト導入2015年以降では19位タイにあたる。今季フォーシームの平均球速「101.6マイル(約163.5キロ)」は、堂々のメジャートップ。ゴロ率が非常に高く、13登板でいまだに本塁打を許していない。
同じく剛腕で知られるチャップマンは、フォーシームの平均が97.4マイル(約156.7キロ)で36位タイ。シンカーの方が速く、平均99.2マイル(約159.6キロ)をマーク。同部門のトップに君臨している。
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Ben Joyce dials it up to 104.5 mph! 🔥
The @Angels rookie throws the fastest pitch of 2024 and becomes just the 4th hurler to hit that mark in the Statcast era. pic.twitter.com/6X3sLQG27S
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) July 13, 2024