
第60回函館記念(GIII、函館芝2000m)は、過去10年で10番人気以下が8頭も馬券に絡む波乱のハンデ重賞。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、函館記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「アケルナスルスター」を取り上げる。
◆【函館記念2024予想/穴馬アナライズvol.2】馬具の工夫と気配ガラリ、前走内容から「復活の兆候」あり 単勝オッズ“2桁”確定の刺客
■アケルナルスター
前走の巴賞は、脚部不安のため昨年末のステイヤーズS以来、約7カ月ぶりとなる長期休養明け。レースは逃げ、番手の馬がそのままなだれ込む前有利の展開の中、本馬は後方追走から勝負どころでマクって3着入線と、地力の高さを見せている。
毎年滞在競馬では崩れずに走れており、これまで函館と札幌で6回使われ、合計で2勝をマーク。また、5戦で掲示板に載るなど、抜群の安定感を見せている。滞在競馬+洋芝となる北海道の水がよほど合うようだ。
巴賞組は不振傾向にあるが、函館の滞在競馬で好走した過去のあった昨年2着のルビーカサブランカや、さらに遡るとマイスタイルやマイネルファンロン、ツクバアズマオーは巴賞から好走。アケルナルスターも滞在競馬や洋芝適性への高さから、これらに続く可能性は十分だ。久々を叩かれて気配は型通りに良化しており、「豪快マクリ」で穴を開ける。
◆【まとめ】芸能人・予想家の「函館記念2024」本命・注目馬予想まとめ 先週「重賞W的中」絶好調◎をチェック
◆【函館記念2024予想/穴馬アナライズvol.3】前日“8人気”以下の妙味 「大箱→小回り」コース替わりのタイトな競馬で闘志にスイッチ