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JRAは13日、第60回函館記念(GIII、芝2000m)の前日最終オッズを発表した。
北の大地で初の重賞タイトルを狙うサヴォーナ(牡4、栗東・中竹和也厩舎)が単勝5.2倍で1番人気、巴賞2着のデビットバローズ(牡5、栗東・上村洋行厩舎)が単勝6.5倍で2番人気。
以下、ホウオウビスケッツ(牡4、美浦・奥村武厩舎)が単勝8.0倍で3番人気、菊花賞からの復帰戦となるトップナイフ(牡4、栗東・昆貢厩舎)が単勝8.6倍で4番人気、AJCC覇者のチャックネイト(セ6、美浦・堀宣行厩舎)が単勝9.1倍で5番人気と、ここまでが10倍以下。
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■人気サイドのワンツー決着は可能性低い
過去10年の勝ち馬のうち、単勝77.3倍15番人気のアドマイヤジャスタが勝った2020年を除くと、全て単勝19.9倍以下。このうち、1~5枠だった馬は【8.5.7.37】と、外枠勢の連対はなかなか厳しい傾向。人気に推されているデビットバローズとホウオウビスケッツ、チャックネイトは割り引きが必要そう。また9頭のうち8頭は1桁オッズの馬であり、勝ち馬は比較的人気サイドで決まることが多い。1番人気が5倍以上ついたのは2019年のみ(1人気マイスタイルが勝利)で、今年はそれに近しい様相か。
3番人気以内のワンツー決着は0回、5番人気以内でのワンツー決着も1回のみなので、2着以下は積極的に人気薄を狙いたいシーン。昨年こそ1人気→4人気→2人気と平穏な決着だったが、昨年を除くと、単勝10倍以上は【2.8.6.78】複勝率17.0%、複勝回収値は131と儲かる数字を記録。このうち斤量が前走より減った馬が【2.5.5.47】と馬券絡み多数だ。
抜けた馬が集まりにくく、巴賞からの出走も多数あるため、実力が拮抗しているメンバー間ではハンデの影響を受けやすいレースと判断できる。実績や斤量減の恩恵を考慮するとアケルナルスター、エンパイアウエスト、オニャンコポン、グランディア、サンストックトンあたりはチャンスがありそうだ。
馬連は(12)ホウオウビスケッツ-(13)デビットバローズが17.6倍、3連複は(1)サヴォーナ-(12)ホウオウビスケッツ-(13)デビットバローズが37.6倍、3連単は(13)デビットバローズ→(12)ホウオウビスケッツ→(1)サヴォーナが148.2倍で1番人気。上位人気3頭がいずれも絡まない3連単は(3)エンパイアウエスト→(10)トップナイフ→(15)チャックネイトの組み合わせで723.3倍となっている。
■13日・前日最終オッズ
人気 | 馬名 | 単勝 | 1 | サヴォーナ | 5.2 | 2 | デビットバローズ | 6.5 | 3 | ホウオウビスケッツ | 8.0 | 4 | トップナイフ | 8.6 | 5 | チャックネイト | 9.1 | 6 | エンパイアウエスト | 11.6 | 7 | グランディア | 11.7 | 8 | マイネルクリソーラ | 12.3 | 9 | オニャンコポン | 13.0 | 10 | リカンカブール | 16.9 | 11 | サンストックトン | 18.6 | 12 | ハヤヤッコ | 21.9 | 13 | アケルナルスター | 33.2 | 14 | プラチナトレジャー | 58.3 | 15 | アウスヴァール | 80.1 | 16 | エミュー | 83.9 |
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※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
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