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ドジャースは13日(日本時間14日)山本由伸投手が60日間の故障者リスト(IL)入りしたことを発表。6月16日(同17日)に右肩のけん板炎症のため15日間のIL入りしていた山本の復帰は、早くても8月中旬以降になることが確実になった。
そのほかにもタイラー・グラスノー投手やウォーカー・ビューラー投手など、故障者が続出のチーム状況のなか、夏の復帰を目指すレジェンド左腕に期待が高まっている。
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■PO進出は濃厚も不安定さ見せる投手陣
ドジャースは開幕からナ・リーグの西地区で首位を独走し、プレーオフ進出は堅いとみられている。それでも、主要投手陣に怪我人が続出し、リリーフ陣は打ち込まれる状況が増えるなど、ここ10戦7敗とチームは不安定な状況が続く。
そんななか、13日(同14日)にトリプルAのオクラホマシティ。ドジャースの先発としてマウンドに上がったのがクレイトン・カーショー投手。ドジャース一筋の36歳は今季新たに1年契約を結び、左肩の肩甲上腕靭帯と関節包を修復する手術を受けた昨季からの再起を目指している。
カーショーはマイナー登板で3回を投げ無安打1四球5奪三振の投球で順調な調整ぶり。地元メディア『ドジャース・ネーション』も「リハビリゲームでカーショーが圧倒的な投球を見せた」と評している。
同メディアは「6月のマイナーリーグで1試合の登板を行い、来週のオールスター休暇直後に復帰する予定だった」というカーショー当初の復帰プランについて「ドジャースへの復帰は予定より早まっていたが左肩の痛みを訴えたため延期されていた」と明かし、状態を見極めながら復帰に向けてのプロセスを進めていくとみている。
カーショーは通算210勝で昨季も13勝5敗、防御率2.46の成績を残しているだけに、苦しい台所事情のドジャースにとっては復帰が待たれるところ。レジェンド左腕が後半戦に向けてどのタイミングで復活を果たせるか。
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