トレード期限まで残り1週間となり、各球団の動きに注目が集まっている。米スポーツメディア『ジ・アスレチック』は23日（日本時間24日）、「トレード期限まであと1週間、全30チームの動きを予想」と題して、移籍情報を提示。注目投手の1人であるギャレット・クロシェ（ホワイトソックス）に関しては、移籍先としてドジャースやパドレスなどの名前が挙がった。
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■米メディア「ド軍は必要な代償を払う」
トレード期限が今月30日（同31日）に迫る中、『ジ・アスレチック』は今回、各球団の動向を予想した。
その中でホワイトソックスに関しては「クロシェをドジャースにトレードする」と断言。記事を担当したラスティン・ドッド記者も「さすがに移籍先を指名するのは大胆過ぎるかもしれない」と前置きした上で、「ホワイトソックスはクロシェを高く売却するだろう。ドジャースには（クロシェを必要とする）ニーズがあり、彼らはタイトル獲得を渇望している。常に新たな波を起こしているし、彼らは必要な代償を払うだろう」と結論付けた。
一方、ドジャース担当のファビアン・アルダヤ記者も「チームは先発投手を補充する」と同調。「開幕当初は問題なかったが、負傷が相次いだため投手陣の強化は必須となった。（負傷者リストに入っている）タイラー・グラスノーとクレイトン・カーショーの復帰はある程度助けになるだろうが、ドジャースがタリク・スクバル（タイガース）やクロシェのような選手に関心を持つには理由がある」と記した。
■パドレスやオリオールズと争奪戦か
奇しくもドジャースのブランドン・ゴームズGMは22日（同23日）、MLB公式サイトのフアン・トリビオ記者に対して「先発投手をターゲットにしている。それはインパクトをもたらすタイプの投手だ」とコメント。「前にも話したが、インパクトのある選手を探している。我々は今のままでも良いチームだと思っている。ただ、フルメンバーに戻れば、という話だ」と続け、トレード期限までに負傷者が戻らない以上、補強に乗り出すしかないとした。
ここに来て、タイガースのエース左腕スクバルに関しては残留説が台頭。トレード濃厚なビッグネーム投手としてはクロシェ一択となりつつある。ゴームズGMが語った「インパクトのある投手」となれば真っ先にクロシェが浮かぶが、果たしてどうなるか。パドレスやオリオールズもクロシェを狙っており、争奪戦を呈している模様。あと1週間、どんなトレード劇が行われるのか、目が離せない。
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