【MLB】飛距離、球速、回転数… 大谷翔平や怪物新人も登場、前半戦「メジャーNo.1」数値を振り返る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】飛距離、球速、回転数… 大谷翔平や怪物新人も登場、前半戦「メジャーNo.1」数値を振り返る

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【MLB】飛距離、球速、回転数… 大谷翔平や怪物新人も登場、前半戦「メジャーNo.1」数値を振り返る
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大いに盛り上がったオールスターゲームを経て、19日(日本時間20日)からMLBは後半戦に突入した。これからポストシーズン進出争い、個人タイトル争いなど、クライマックスに向けて一気に駆け上がっていくが、後半戦を楽しむためにもチェックしておきたいのが、前半戦でナンバーワンをマークした選手のデータだ。

本記事では、「投手」「野手」における一部注目スタッツの「前半戦ナンバーワン」を紹介する。

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■【投手編】前半戦のメジャー最速、球種別回転数No.1は?

最高球速

まず投手で気になる「球速ナンバーワン」は、エンゼルスのベン・ジョイス投手が7月12日(同13日)に記録した104.5マイル(約168.2キロ)のフォーシーム。マリナーズ戦の7回から2番手で登板したジョイスは、先頭のルーク・ラリー外野手に103マイル(約165.8キロ)の死球を与え、1死から代打ジョシュ・ロハス内野手に投じた4球目が今季の最速を記録した。

【動画】ジョイスが投じた約168キロの豪速球

ジョイスはフォーシームの平均球速101.6マイル(約163.5キロ、MLB平均94.0マイル。対戦10打席以上)もナンバーワンだった。

ちなみに先発投手に限って見るとフォーシームの平均球速ナンバーワンは、2023年のドラフト1巡目(全体1位)でパイレーツに入団し、5月11日(同12日)のカブス戦でメジャーデビューしたポール・スキーンズ投手だ。平均球速は99.1マイル(約159.5キロ)で、デビュー戦の初回、3番のコディ・ベリンジャー外野手への3球目に投じたフォーシームは、先発投手として球団史上最速、今季メジャー最速の101.9マイル(約164.0キロ)を叩き出した。

平均球速のその他の球種別では、カッターのナンバーワンはジャイアンツのクローザー、カミロ・ドバル投手の99.6マイル(約160.3キロ、同平均89.1マイル)。スプリッターはオールスターでも登板した、アスレチックスのクローザー、メイソン・ミラー投手の97.6マイル(約157.1キロ、同平均86.8マイル)。

チェンジアップはレイズのクローザー、ピート・フェアバンクス投手の94.9マイル(約152.8キロ、同平均86.2マイル)。スライダーはマリナーズの中継ぎ、マイク・ボウマン投手の92.2マイル(約148.4キロ、同平均85.1マイル)。スイーパーはツインズの中継ぎ、グリフィン・ジャックス投手の89.2マイル(約143.6キロ、同平均81.7マイル)。そして、カーブは大谷翔平投手に背番号「17」を譲ったドジャースの中継ぎ、ジョー・ケリー投手の88.1マイル(約141.8キロ、同平均79.6マイル)となっている。

回転数

また、近年注目されているボールの回転数はどうか。回転数が上がることで揚力がかかり、フォーシームの場合は伸びのあるボールとなり、変化球では変化量が大きくなる。1分間に何回転したかを示す「スピンレート」で見ると、フォーシームのナンバーワンは、オースティン・アダムス投手(アスレチックス)の2670rpm(MLB平均2280rpm)。カッターはカルビン・フォーチャー投手(マーリンズ)の2824rpm(同平均2369rpm)。

スプリッターはユニオル・マルテ投手(フィリーズ)の2280rpm(同平均1314rpm)。チェンジアップはヨスバー・ズルエタ投手(レッズ)の2903rpm(同平均1786rpm)。スライダーはルーカス・シムズ投手(レッズ)の3139rpm(同平均2419rpm)。スイーパーはクリス・ストラットン投手(ロイヤルズ)の3094rpm(同平均2557rpm)。カーブはセス・ルーゴ投手(ロイヤルズ)の3270rpm(同平均2505rpm)となっている。

■【打者編】大谷は2年連続シーズン最長飛距離なるか

最長本塁打

打者の前半戦ナンバーワンで話題となったのが、6月18日(同19日)ロッキーズの本拠地、高地のクアーズ・フィールドでドジャース・大谷翔平投手が放った特大の一発。6回、先頭の大谷が左腕オースティン・ゴンバー投手の3球目、83.9マイル(約135.0キロ)の内角のスライダーを捉えた打球はセンターバックスクリーンの森へと消える476フィート(約145.1メートル)となった。

【動画】大谷翔平が放った476フィートの特大アーチ

それまでの最長は、4月1日(同2日)にエンゼルスのマイク・トラウト外野手、5月19日(同20日)にヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が記録した473フィート(約145.1メートル)だった。

大谷は2023年もシーズン最長の493フィート(約150.3メートル)を記録しており、後半戦で記録が抜かれなければ2年連続最長飛距離達成であったが、7月21日(同22日)のロッキーズ戦でジャイアンツのホルヘ・ソレア外野手が478フィート(約145.7メートル)を記録している。

【動画】やはりコロラドは打者天国? ソレアがマークした478フィート今季最長弾

平均飛距離、打球速度

その他のナンバーワンは、ホームランの平均飛距離では423フィート(約128.9メートル)を記録したオースティン・ライリー内野手(ブレーブス)。

平均打球速度はジャッジが96.2マイル(約154.8キロ)で、大谷の95.4マイル(約153.5キロ)を上回る。前半戦の打球速度最速をマークしたのはパイレーツのオニール・クルーズ内野手で、5月21日(同22日)のジャイアンツ戦で放った二塁打が121.5マイル(約195.5キロ)を計時している。

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