【クイーンS/追い切り診断】世代最上位級も辛口「B」評価 「いつもと違う」単走オンリーの稽古に違和感 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【クイーンS/追い切り診断】世代最上位級も辛口「B」評価 「いつもと違う」単走オンリーの稽古に違和感

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【クイーンS/追い切り診断】世代最上位級も辛口「B」評価 「いつもと違う」単走オンリーの稽古に違和感
【クイーンS/追い切り診断】世代最上位級も辛口「B」評価 「いつもと違う」単走オンリーの稽古に違和感 全 1 枚 拡大写真

第72回クイーンステークス(28日/GIII、札幌芝1800m)にはヴィクトリアマイル4着のドゥアイズ、NHKマイルCでは不利を受け不完全燃焼だったボンドガール、C.ルメール×木村厩舎のウンブライル、武藤騎手と久々のコンビを組むモリアーナなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ボンドガール」を取り上げる。

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■ボンドガール

【中間調整】昨年6月、阪神芝1600mの新馬戦でチェルヴィニア(のちにオークスなど重賞2勝)、コラソンビート(のちに京王杯2歳S勝ち、阪神JF3着など)を撃破し、続くサウジアラビアRCで2着。阪神JFは調教中の外傷で回避、桜花賞は抽選除外と“王道路線”に乗れないもどかしさはありつつも、仕方なく回った格好のNZTで2着に入れており、やはり能力は世代最上位級と言っていいだろう。期待された前走・NHKマイルCはまさかの17着に終わったが、これは最後の直線で不利を受けた影響が大きかったもの。度外視できる。

その後はまだ余力が残っていることから夏全休とせず、このクイーンSへ進むことに。6月下旬に美浦へ戻り、30日の中間初時計(坂路4F55秒2)を皮切りに順調に本数をこなしている。1週前追いは美浦ウッドで単走。かなり序盤で力みが目立ち、渋ったウッドチップに脚を取られたにしても、ラストでは伸びあぐねてしまった。

【最終追い切り】輸送を挟んでおり、レース当週は札幌のダートコース単走で追われた。ある程度乗り込まれているので、脚捌きを確認する程度の負荷。外ラチ沿いへ誘導された直線では、反応に鈍さがあるのか鞍上が終始おっつけ通しで、やや素軽さを欠いた。体全体はまずまず柔軟に使えてはいたが、やはり全体的には物足りない動き。

【見解】本数は十分だし、柔軟さなどから見ても体調面や脚元面でなにか問題があるようには感じない。しかしラストにギアを上げきれないあたり、なにか精神的なもので引っ掛かりがあるのかも。中3週だった前走以外は必ず中間に併せ馬をこなしてきた馬だが、中11週の今回は単走オンリーに留めているのも気になる点だ。なにか併せ馬をできないメンタル面の問題もありそうだ。能力と鞍上、そして51キロで上位人気必至だが、全幅の信頼は置きづらい。

総合評価「B」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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