【クイーンS/追い切り診断】重賞初V狙う一角に最高評価「S」 ピタッと折り合いまさに“人馬一体”の雰囲気 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【クイーンS/追い切り診断】重賞初V狙う一角に最高評価「S」 ピタッと折り合いまさに“人馬一体”の雰囲気

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【クイーンS/追い切り診断】重賞初V狙う一角に最高評価「S」 ピタッと折り合いまさに“人馬一体”の雰囲気
【クイーンS/追い切り診断】重賞初V狙う一角に最高評価「S」 ピタッと折り合いまさに“人馬一体”の雰囲気 全 1 枚 拡大写真

第72回クイーンステークス(28日/GIII、札幌芝1800m)にはヴィクトリアマイル4着のドゥアイズ、NHKマイルCでは不利を受け不完全燃焼だったボンドガール、C.ルメール×木村厩舎のウンブライル、武藤騎手と久々のコンビを組むモリアーナなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ドゥアイズ」を取り上げる。

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■ドゥアイズ

【中間調整】2022年夏の札幌でデビューし、3戦目の札幌2歳Sでは2着に入線。阪神JFでは3着、桜花賞で5着に入るなどクラシック路線でも存在感を示した素質馬だ。古馬と戦い始めた昨年12月以降は牡馬相手のリステッド・洛陽Sの快勝や、不利があった前走のヴィクトリアマイルで僅差4着など、古馬となってさらに地力強化を果たした感がある。

近4走はマイルに専念していたが、2歳夏に【1.2.0.0】と好走した札幌芝1800mなら舞台設定に異存なし。重賞初制覇を狙い、6月末に栗東に戻り調整が開始されている。7月3日に栗東CWで70-40を消化。その後札幌へ移動し、ダートコースでの初時計では3F39秒0-1F12秒5(馬なり)とスムーズに伸びた。長距離輸送は問題なくクリアできたよう。1週前、芝コースでの追い切りには前走に続きコンビを組む鮫島駿騎手が騎乗、高いモチベーションを感じさせるように序盤から速いラップを刻み、それでいてラストまでしっかり脚を残す好内容で5F64秒4-1F11秒9(馬なり)とマークしている。

【最終追い切り】レース当週の追い切りにも鮫島駿騎手が騎乗。負荷はここまで十分に掛かっており、疲れを残さず折り合い面を確認することに主眼を置き、ダートコースで終い重点の内容をこなした。序盤はリズム重視で、鞍上とピタッと折り合った状態で直線へ。ラストまでまったくの馬なりながら、重心をグンと沈めパワフルな脚捌きで駆け抜けていた。それでいて、まるで芝コースを走っているかのような軽やかさもあったのはいい。

【見解】2歳時に好走があるとはいえ、しばらくマイルで使われていただけに1F延長となる今回は折り合いがカギ。そのあたりを確認したい最終追いで、人馬一体の雰囲気で走れていたのは何よりだ。古馬となって体幹がより強化されたのか、走りのブレも以前と比較し少なくなってきた。前走テン乗りでGI・4着という結果を残した鮫島駿騎手。絆がさらに深まった今回、待望の重賞初Vに導く手綱捌きに期待。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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