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総合格闘技イベント「Yogibo presents 超RIZIN.3(スーパーライジン3)」は28日、さいたまスーパーアリーナにて開催され、全11試合が終了。
メインイベントを務めた第11試合は平本蓮が1ラウンド2分18秒KOにより朝倉未来を下した。
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■「一つの時代が終わった」
格闘技では約15年ぶりとなるスタジアムバージョンで開催されたさいたまスーパーアリーナには、観客動員数4万8117人が集まり「満員御礼」の発表。開場とともに朝倉未来応援シート、平本蓮応援シートの受付には多くのファンが行列をつくり、注目度の高さを物語った。
試合は平本の1ラウンド2分18秒KO勝ち。約4年間に及んだ因縁の対決は一瞬で決し、アリーナは歓声と悲鳴に包まれた。試合後、朝倉と平本が舌戦を繰り広げてきたSNS上には「一つの時代」というワードがトレンド入りし、「一つの時代が終わった」「一つの時代が幕を下ろした」というコメントが飛び交った。
「超RIZIN.3」では朝倉が平本に敗れ、朝倉としのぎを削った斎藤は久保優太に2ラウンドKO負け。皇治も芦澤竜誠に判定負けを喫し、長年、格闘技界を牽引してきたファイターたちの敗戦が続いた。
試合後、皇治に続き朝倉は会見をキャンセル。「負けたら引退」と宣言していた朝倉の去就は不明だが、一つの時代が終わり、そして新たな時代の幕開けとなる予感を、ファンは抱いているに違いない。
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