【エルムS/危険な人気馬】重賞2勝の実績馬を“消し” 「勝率0%」「馬券内率7.7%」と不安要素が満載 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【エルムS/危険な人気馬】重賞2勝の実績馬を“消し” 「勝率0%」「馬券内率7.7%」と不安要素が満載

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【エルムS/危険な人気馬】重賞2勝の実績馬を“消し” 「勝率0%」「馬券内率7.7%」と不安要素が満載
【エルムS/危険な人気馬】重賞2勝の実績馬を“消し” 「勝率0%」「馬券内率7.7%」と不安要素が満載 全 1 枚 拡大写真

今週は夏の札幌開催で唯一のダート重賞、第29回エルムS(GIII、ダ1700m)が行われる。

今年は、ドバイWC5着以来の実戦となるGI馬ドゥラエレーデをはじめ、前走平安Sを制したミトノオー、当レースと好相性のマリーンSを勝ったナチュラルハイや、同2着サンテックス、同3着テーオードレフォンに加え、大沼Sを制したサヴァや、重賞2勝のペイシャエスなど、実力拮抗のメンバーが集結した。

そんな中、重賞2勝の実績馬プロミストウォリアが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■長期休養明け、7歳、逃げと、不安要素が満載

昨年1月、東海Sで重賞初制覇を果たすと、続くアンタレスSも制し、6歳にしてダート界の新星として注目を浴びたプロミストウォリア。帝王賞では3番人気に支持され5着に敗れたものの、初めて一線級の馬との対戦でも遜色ない能力を発揮した。さらなる活躍が期待されたが、故障により長期離脱。復帰戦となる今回は、GIIIのメンバーを相手に、力の違いを見せつけたいところだ。

とはいえ、約1年1カ月ぶりの実戦で、能力全開は難しいのではないか。エルムSでは、前走マリーンS組を中心に、順調に夏競馬を使われてきた馬が好結果を残すことが多く、過去10年では【5.2.4.26】と中3週の馬が好走率の高いゾーンとなっている。

一方、半年以上の長期休養明けの馬は【1.0.1.9】で、好走した2頭も約半年の間隔。一年以上の休養明けでは【0.0.0.3】で、昨年のオーソリティも、前年3月のドバイ以来の実戦で、3番人気12着に大敗している。

また、7歳という高齢も引っ掛かる要素。過去10年のエルムSで、勝ち馬はすべて4~6歳馬が占めており、7歳以上の馬は【0.2.1.36】と、複勝率はわずか7.7%。骨折などもあり、7歳とはいえキャリアわずか9戦と、まだフレッシュな状態のプロミストウォリアだが、年齢だけで考えると、決してプラス材料とは言えない。

そして、小回りで直線の短い札幌コースだけに、馬券圏内のほとんどの馬は、4コーナーを6番手以内で通過しなければならないほど、前傾姿勢の強い傾向にあるレースだが、過去10年では逃げ切り勝ちは1頭もいない。

前走で逃げた馬の成績は【1.1.1.17】だが、勝利した18年ハイランドピークや、17年2着のテイエムジンソクは、本番のエルムSでは好位から運んで好結果となった。キャリアのほとんどが逃げの戦法をとってきたプロミストウォリアだが、今回も逃げにこだわる形となると、早めに捕まって馬群に沈むシーンを想像してしまう。

今回は同型ミトノオーの存在も気にかかり、小回りコースということもあり、先行勢が早めの仕掛けで勝負してくる可能性は高く、加えて長期休養明けの一戦で、息が持たない展開になりそうな予感。実績を買われて人気を集めるようなら、妙味はないと判断し、今回のプロミストウォリアは思い切って「消し」でいってみたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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