「パリ2024オリンピック」の卓球競技は31日、シングルスの2回戦が行われ、第8シードの平野美宇（木下グループ）は朱成竹（香港）と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利し3回戦進出を決めた。
◆シングルスで躍動の平野美宇が挑むベスト8をかけた戦い 異質ラバーのインド選手と激突、準々決勝では韓国エースと対戦の可能性
■初戦はイタリア選手に快勝
ジョルジア・ピッコリン（イタリア）との1回戦ではストレート勝ちを収め、順調なスタートを切った平野。世界ランキング59位の香港選手との戦いに挑んだ。
第1ゲームは序盤は平野が力強いバックにフォアも織り交ぜてリードを奪う展開に。朱成竹も平野のミドルをつくなどミスを誘う場面も見られ、終盤に9－9で同点に追いつく。重要な1点を朱成竹がものにしたが、平野も取り返しデュースとなる。粘りを見せる相手を前に、平野が13－11でものにして第1ゲームを奪う。
第2ゲームも互いに拮抗した立ち上がりのなか、平野は4－3からのラリーの攻防を制するなど切れの良い動きで対応する。徐々に朱成竹との点差を広げた平野は、鋭い巻き込みサービスでも違いを作り、最後はバックをストレートに沈め11－5で連取する。
平野は第3ゲームでも、緩急をつけたバックに相手のミドルをつくフォアも見せるなど多彩な攻めで主導権を握る。1回戦と同様に声を出す場面も見られるなど、気持ちの入ったプレーで相手を押し返す。
朱成竹が第1ゲームで見せた粘りで徐々に差を詰め8－8の同点に追いついたが、重要な2ポイントを奪った平野が最後は鋭いサービスで11－8とし、王手をかける。
第4ゲームは平野が4－3でリードしたなか、朱成竹がタイムアウト後に流れをつかみ逆転。平野は6－8のビハインドから強気の攻めで2ポイントを奪い同点に追いつく。9－9で迎えた終盤に平野が相手のサービス2本をとり切り、最後は強烈なフォアハンドを沈めた。
平野はこの日行われる3回戦で、異質ラバーの使い手であるマニカ・バトラ（インド）と顔を合わせる。
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Victory smile 😄
Miu Hirano advances to R16 after seeing off Zhu Chengzhu in straight games 👏#PingPong #TableTennis #Paris2024 @WTTJapan @jtta_official pic.twitter.com/Yf1EHgEeNi
— World Table Tennis (@WTTGlobal) July 31, 2024
