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オリオールズのジャクソン・ホリデイ内野手が7月31日(日本時間1日)、本拠地でのブルージェイズ戦に「8番二塁」で先発出場。メジャー初本塁打となる満塁アーチを放った。父は通算316本塁打、ロッキーズやカージナルスで活躍した強打者マット・ホリデイ。2022年ドラフト全体1位指名の大型ルーキーが、ド派手な初アーチで大器の片鱗を見せつけた。
ホリデイは試合後にメディアの取材に応じ、記念すべき一打を笑顔で振り返った。
◆【実際の動画】ホリデイ、デビュー直後は大不振も…初アーチがド派手なグランドスラム!大物ルーキーが本拠地で特大の一発
■開幕直後は大不振に喘ぐも……
ホリデイは、今季開幕前のMLB公式「プロスペクトランキング」で全体1位に選出された超有望株。2022年のドラフト全体1位指名でオリオールズに入団すると瞬く間に頭角を現し、昨季9月には3Aまで到達。マイナー4階級で125試合に出場し打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、OPS.941と圧巻の好成績を残した。
今季4月10日(同11日)に華々しくメジャーデビューを飾るも、そこから36打席で34打数2安打18三振と極度の大不振に。メジャーの壁にぶち当たる結果となったが、マイナーで調整後、3カ月ぶりの再昇格を果たした初戦で念願の初本塁打を記録した。
オリオールズ1点リードで迎えた、5回表の第3打席。1死満塁でホリデイは、相手2番手イェリー・ロドリゲス投手の3球目スライダーを豪快に振り抜くと、速度109.2マイル(約175.7キロ)、角度32度で高々と舞い上がった打球は飛距離439フィート(約133.8メートル)で右翼スタンドポール際へ。MLB公式によると、20歳と240日での満塁アーチは球団史上最年少記録とのこと。
試合後にメディアの取材に応じたホリデイは、「これが僕ができる最高のバッティング。自分の全てを出せた」と笑顔。「本当に夢にも思わなかった。初本塁打としてはこれ以上ない。チームを勝たせることができるのが一番重要だよね。調子が悪い時はそれができないと感じていた。でも、大きな場面で活躍できたことが嬉しい」と、この日の勝利を何よりも喜んでいた。
MLB公式サイトは「デビュー直後の失望感も、彼の自信を揺るがすことはなかった」と、ルーキーの殊勲打に惜しみない賛辞を贈っている。
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HAPPY HOLLIDAYS!!!! pic.twitter.com/P3HBoRWmm0
— Baltimore Orioles (@Orioles) July 31, 2024