
ドジャースの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、敵地オークランド・コロシアムでのアスレチックス戦に「1番DH」で先発出場。9回表の第5打席に今季33号3ランを放った。普段は閑古鳥が鳴く敵地球場に多くのファンが詰めかけた一戦、最後の最後に特大アーチで試合を彩った。
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■今季平均観客数がわずか「8024人」
直近3試合では、11打数無安打3四球と振るわなかった大谷。この日も終盤まで凡退が続くも、最終回で1点差に迫る4試合ぶりの特大アーチを記録した。
ドジャース4点ビハインドの最終回。2死一、二塁で大谷は、相手5番手タイラー・ファーガソン投手の3球目真ん中高めフォーシームを全力で振り抜くと、打球は速度116.3マイル(約187.1キロ)角度25度で右翼へ一直線。飛距離405フィート(約123.4メートル)の弾丸ライナーが敵地スタンドへと突き刺さった。
この日試合が行われたオークランド・コロシアムは、今季限りでメジャーリーグの球場としての役目を終える。アスレチックスは、2028年からネバダ州ラスベガスへ球団を移転。来季から27年までは、カリフォルニア州のジャイアンツ傘下3Aサクラメントが使用する「サターヘルスパーク」が暫定本拠地となるため、ドジャースとの試合は今日からの3連戦で見納め。大谷を始めとする人気選手を一目見ようと、敵地ながら多くのファンが押し掛けた。
オーナーとの不和とチーム低迷で、今季の平均観客動員数は「8024人」まで落ち込んだが、この日は今季最高となる「2万1060人」を記録。大谷にとってメジャー初安打、初登板を果たした思い出の地での一発。オークランドのファンにも忘れられない一日となっただろう。
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