JRAは9日、第59回関屋記念（GIII、芝1600m）の枠順を発表した。
前走3勝クラスで3馬身差の圧勝を収めた上がり馬ジュンブロッサムは3枠6番、紅一点のプレサージュリフトは7枠13番、NHKマイルC7着から挑む3歳馬ディスペランツァは1枠1番から発走する。
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■圧倒的に外枠優勢
本レースは2014～19年は夏の新潟6日目、2020～21年は8日目、22年から6日目に実施されており、今年は第3回2日目の開催6日目となる。多少のずれはあるが、ここでは過去10年のデータを参照する。
最多勝利を挙げるのは7枠で【4.2.1.16】。これに続き8枠も【3.2.1.18】と好成績を収める。7枠と8枠がいずれも馬券に絡まなかった年はなく、少なくとも1頭は好走。また昨年を除けば毎年連対を果たしている。7～8枠のうち、逃げた馬は【1.1.0.1】で着外も4着、中団の差し馬は【3.2.0.10】、先行馬や追い込み馬でも勝ち馬が出現しており、外枠でも脚質は問わない。
とは言え、10番人気以下は【0.0.0.20】とさすがに力及ばず、3番人気以内は【5.0.0.4】勝率55.6％、単勝回収値は250で複勝も100を超えており、人気サイドの勝ち負けに期待できる。4～9番人気は【2.4.2.10】で、4角半分より前にいた馬なら【1.4.2.5】複勝率58.3％をマークする。外枠の伏兵は中団より前で競馬ができる馬を押さえたい。米子S連対馬で先行力のあるディオとトゥードジボンは妙味あり。
ほか3勝は1～3枠がそれぞれ1勝ずつを挙げる。1～3枠【3.1.4.46】のうち、牝馬が【2.1.2.9】と好成績。7～8枠の牝馬は【1.2.0.11】なので、牝馬はロスを抑えて走れる内めの枠のほうが力を発揮しやすい。プレサージュリフトは7枠にイン。3番人位以内は濃厚で「勝率55.6％データ」に該当するが、牝馬の外枠成績としては微妙。軸と言うよりは頭固定のピンかパーで狙うのが賢明か。
勝ち星がない4～6枠【0.5.4.50】のうち、3番人気以内【0.1.3.8】と人気サイドでも勝ち切れない傾向。直線は長いものの、中枠は道中馬群に揉まれやすく、人気馬ならマークを受けてレースがしづらい枠となっている。また牡馬は【0.4.2.37】、牝馬は【0.1.2.13】と、率で言えば大きな差はないが、2着数では牡馬が優勢。さらに480キロ以上の牡馬は【0.2.2.11】で、どちらかと言うとやはり揉まれ強い馬格がある方がベターだ。パラレルヴィジョンやロジリオンは警戒しておきたい。
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