ドジャースの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）、本拠地でのパイレーツ戦に「1番DH」で先発出場。チームは延長の末、テオスカー・ヘルナンデス外野手が適時打を放ち、6－5でサヨナラ勝利。3連勝でスイープを決めた。
大谷は6回に今季5本目となる三塁打を記録したが、6打数1安打の打率.298。4月5日（同6日）以来、約4カ月ぶりに打率3割を切った。
◆【動画あり】大谷翔平、打率3割切りから“意地の爆走”で三塁打 10打席ぶりの安打に本拠地ファンは大歓声
■明日の試合でBIG3が復活
大谷は直近5試合のうち3試合で無安打。9日（同10日）のパイレーツ戦では今季35号を放ったが、その後は9打席で無安打。この日の三塁打が10打席ぶりの安打だった。
この日は第2打席と第3打席の二度、1死二、三塁の場面を迎えるも凡打。第4打席に体勢を崩しながらの三塁打は出たが、第5打席にはアロルディス・チャップマン投手の内角スライダーに詰まり、遊飛に倒れた。延長10回には無死一、二塁で再び大谷を迎えるも、高めの釣り球に手を出し三邪飛に倒れ、再三のチャンスで一打が出なかった。
試合終了時点、大谷のナ・リーグ打撃順位は、本塁打がマルセル・オズナ外野手（ブレーブス）の35号と並ぶ1位、打率は3割に乗せ浮上したオズナに抜かれ4位へ後退。打点はオズナに7差の83打点で2位をキープも、ケテル・マルテ内野手（ダイヤモンドバックス）が81打点で迫っている。
ドジャースは明日12日（同13日）、敵地アメリカンファミリー・フィールドへ移動し、ブルワーズ4連戦。左手骨折で離脱していたムーキー・ベッツ内野手が復帰予定で、指揮官は「2番・右翼手」の起用を示唆。1番大谷、2番ベッツ、3番フリーマンのMVPトリオが並び、6月16日（同17日）以来、約2カ月ぶりに“BIG3”が揃う。
2012年のミゲル・カブレラ（タイガース）以来、12年ぶりの三冠王に暗雲が立ち込める大谷の打撃復調に、BIG3が起爆剤となるか。
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