【札幌記念/危険な人気馬】前走海外組“2強”の一角を消し 「選ばれし4頭」でも勝てない鬼門データ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【札幌記念/危険な人気馬】前走海外組“2強”の一角を消し 「選ばれし4頭」でも勝てない鬼門データ

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【札幌記念/危険な人気馬】前走海外組“2強”の一角を消し 「選ばれし4頭」でも勝てない鬼門データ
【札幌記念/危険な人気馬】前走海外組“2強”の一角を消し 「選ばれし4頭」でも勝てない鬼門データ 全 1 枚 拡大写真

今週は真夏のビッグレース、サマー2000シリーズ第4戦となる、第60回札幌記念(GII、芝2000m)が札幌競馬場で行われる。

今年は、ディフェンディングチャンピオンのプログノーシスをはじめ、2021年のダービー馬シャフリヤールや、ジオグリフドゥラエレーデとGI馬3頭が参戦。加えて、ステラヴェローチェボッケリーニノースブリッジなど、登録は12頭と少なめだが、そのうち9頭が重賞ウイナーという好メンバーが揃い、夏の大一番でしのぎを削る。

そんな中、復権を期すシャフリヤールが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。

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■ドバイ帰り、ダービー馬が勝てない札幌記念

2年連続で札幌記念参戦となるシャフリヤール。昨年は11着に大敗したが、喉の影響があってのもので、レース後は、喉頭蓋エントラップメントの手術を敢行。その後、秋のBCターフでは3着に好走し、今年初戦のドバイシーマCでも2着に入るなど、海外の高レベルのレースでも安定した力を発揮している。

とはいえ、勝ち星は22年ドバイシーマCから遠ざかっており、国内戦では21年ダービー以来勝っておらず、勝ち味に遅い点は否めない。加えて、適距離はクラシックディスタンスという印象で、2000mは2戦未勝利という結果が示す通り、やや短い印象もある。

また、過去10年の札幌記念で、前走がドバイシーマC組は【0.0.1.5】と、好走例は18年3着モズカッチャンのみ。また、他のドバイのレースも加えると【0.0.1.9】と、ドバイ帰りからの直行ローテは、札幌記念とはあまり相性が良くない。

ちなみに、過去20年のダービー馬のうち、札幌記念に出走したのは、昨年のシャフリヤールを含め、わずか4頭(6例)しかいないが、【0.2.0.4】と勝ったことがない。このあたり、ドバイ帰りの相性の悪さや、ダービー馬が勝てないのは、左回りの広いコースを得意とする馬にとって、小回り札幌コースは不向きなのかもしれない。

加えて、過去10年の札幌記念で、年齢別の成績を見ると、馬券圏内のボリュームゾーンは3~5歳馬で、6歳以上の馬は【2.3.2.52】の成績。3着以内に入った7頭は、すべて5番人気以下の伏兵で、人気を背負った際の信頼度は落ちる。

今年は、3歳馬の参戦はなく、4~5歳馬がわずかに4頭と、人気・実力とも中心は6歳馬となりそう。鞍上には札幌で絶好調の武豊を迎え、シャフリヤールも人気の一角を担いそうだが、札幌で勝ち切るほどの適性は低いと考え、馬券的な妙味はないと判断し、今回のシャフリヤールは思い切って「消し」でいってみたい。

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◆著者プロフィール

石川豊●いしかわゆたか20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。

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