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スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋が14日、巨人-阪神21回戦(東京ドーム)で始球式を行った。自身の誕生日9月22日にちなんだ「背番号22」のユニフォームでマウンドに上がると、ダイナミックなフォームを披露。観客からは大きな声援と祝福の拍手が贈られた。
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■「緊張したけど楽しかった」と笑顔
スケートボードを手にした吉沢がグラウンドに姿を現すと、球場には大きなどよめきが起こった。そして、14歳の金メダリストは笑顔でマウンドに上がり、いざ始球式へ。ダイナミックなフォームから繰り出されたボールは大きく右にそれ、ツーバウンドで捕手のミットに収まった。
両軍ベンチや場内から盛大な拍手を贈られた吉沢は「思ったより緊張していたみたいで、思ったよりボールを投げられなかったんですけど、すごく楽しかったです」と笑顔で振り返った。
その後、試合中継の放送席にも登場。パリ五輪については「ベストトリックを決めたVTRを見ても、この時よく決めたなと自分でも思うようなシーンばかりで、今でも信じられないところがあります」と振り返った。
■凱旋試合は9月「Xゲーム」千葉大会
また、同席した野球解説者の赤星憲広氏は「大舞台で結果を出せるというのがすごいと思いました」と称えた上で、「今もそうですが、何よりもしゃべり……。自分の気持ちや意見をしっかり話せる方だな、と。それが印象的でした」とし、14歳とは思えぬ落ち着きぶりに舌を巻いていた。
吉沢はこの日、五輪メダリストたちによる帰国会見に出席。それを終えてから東京ドームに駆け付けた。中学最後の夏休み中だが、多忙を極めており、友達と遊ぶこともできず、夏休みの宿題についてもできないという。それでも「その分、貴重な経験ができた」と語り、充実感を漂わせた。
吉沢は今後、アクションスポーツの世界トップ選手が集う「Xゲーム」千葉大会(9月20~22日・幕張メッセ)に出場する予定となっており、ゆっくりと休む時間はまだ少し先のようだ。
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14歳での #金メダル 獲得👏#スケートボード 女子ストリートでは吉沢恋選手がベストトリックで高得点を叩き出し、見事金メダルを獲得✨
メダル獲得の瞬間を動画で振り返ろう🤩#パリ2024 #オリンピック @TeamJapan pic.twitter.com/rgjWFBwyCq
— オリンピック (@gorin) August 13, 2024