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ロイヤルズのボビー・ウィットJr.内野手は14日(日本時間15日)、敵地ターゲットフィールドでのツインズ戦に「2番遊撃」で先発出場。本塁打含む、4打数2安打1打点1四球の活躍でチームの勝利に貢献した。
オールスター以降では、メジャートップの打率.453と猛打爆発。現在、打率.349で両リーグ首位打者をキープしている。2位のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)も打率.333と数字を上げてきており、タイトル争いが俄然面白くなってきた。この日は、高めのボール球を振り抜いた“悪球打ち”で意外な球団記録も更新している。
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■「経歴に新たな偉業」と米記者称賛
ロイヤルズ1点リードで迎えた、3回表の第2打席。無死走者なしでウィットJr.は、相手先発ルイ・バーランド投手の7球目高めフォーシームをフルスイング。ストライクゾーンを大きく外れたボール球を捉えた一打は、角度23度、打球速度103.9マイル(約167.2キロ)の弾道で左翼スタンドへ一直線。飛距離398フィート(約121.3メートル)の今季24号アーチとなった。
MLB公式サイトのロイヤルズ担当アン・ロジャース記者の記事によると、捉えたフォーシームは地面からおよそ4.07フィート(約1.24メートル)の高さで、投球解析が始まった2008年以降、ロイヤルズの選手が本塁打を放った球でもっとも高かったとのこと。
同記者は「ウィットJr.がオールスター以降、打率.453/出塁率.505/長打率.832、OPS1.337という驚異的な数字を叩き出し、大暴れしているのは周知の通り。この24歳のスーパースターは、水曜日のツインズ戦でとりわけ印象的な本塁打を放ち、彼の経歴に新たな偉業を加えた」と記している。
ウィットJr.は、7月に打率.489で月間MVPを受賞。8月もその勢いは留まることを知らない。この日、メジャー通算300号を放ったジャッジとのMVP争い最大のライバルとも言われている。急成長を続ける、次代のスーパースターに引き続き要注目だ。
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Bobby Witt Jr., how did you hit this baseball out?!?! pic.twitter.com/BAMJLhiFnl
— MLB (@MLB) August 14, 2024
Could be why Bobby Witt Jr. is hitting .349 🤯 pic.twitter.com/EJoP9Fp8hZ
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