【札幌記念/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【札幌記念/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ

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【札幌記念/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ
【札幌記念/追い切り診断】打倒プログノーシスの一角に最高評価「S」 「状態面で雲泥の差」、勝ち負け期待の仕上げ 全 1 枚 拡大写真

第60回札幌記念(18日/GII、札幌芝2000m)には昨年覇者のプログノーシス、今年もBCターフへ向けての始動戦となるシャフリヤール、衰え知らずの8歳馬・ボッケリーニなどが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「シャフリヤール」を取り上げる。

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■シャフリヤール

【中間調整】2021年の日本ダービー馬。その後の勝利は2022年ドバイシーマクラシックのみだが、常に国内外のビッグレースでレベルの高い走りを続けている。近3走にしてもBCターフで0秒2差3着、有馬記念で0秒3差5着、そして前走・ドバイシーマクラシックで日本馬最先着となる0秒3差2着と高い底力をいまだ堅持。そして秋の大レースに向けてのステップとして、昨年同様札幌記念に向かってくる。

ドバイからの帰国後は牧場で英気を養い、昨年より1週ほど早く7月半ばに函館へ入厩。ウッド14-14の調整を重ね、ジワジワと心肺機能を整えてきた。1週前は今回初コンビを組む武豊騎手が騎乗し、函館芝コースで2歳馬アスクシュタインと併せ馬。その週のコスモス賞を7馬身差圧勝する俊英が相手だったが、これに楽々取り付き、最後は切れ勝ちしてのクビ差先着と軽快な動きを示した。

【最終追い切り】レース当週の追い切りには北村友騎手が騎乗し、函館ウッドで併せ馬。長めからスタートし3歳未勝利を外からマクっていくという意欲的な内容で、序盤から気持ちをしっかり乗せた状態で進んでいく。コーナー手前で相手をロックオンすると、脚力の違いを示してあっさりとパス。抜け出してからも気持ちを維持し、重心を沈めて加速できていた。

【見解】昨年の札幌記念は11着と案外な走りに終わっていた。特殊な馬場状況の影響もあったが、それよりもやはりノド鳴りの影響で明らかに本調子になかったのが敗因。レース前の攻めにしても負荷の掛かるウッドではなく、芝コースでの追い切りとなり、反応面もステッキを2発入れられ渋々動くといった感じだった。それからすると今回は反応面が段違いにいい。最終追いをウッドでできたことも好感で、昨年とは雲泥の差の状態で走れそう。12Fベストの感がある馬だが、レース巧者なだけに札幌芝2000mも問題なくこなすはず。そもそも条件不適ならば、名門・藤原厩舎が2年連続で国内復帰戦に選択するはずがない。新コンビ・武豊騎手との“化学反応”も楽しみ。国内屈指の実力馬が本調子ならば、勝ち負けに期待していい。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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