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第60回札幌記念(18日/GII、札幌芝2000m)は過去10年で馬連の平均配当が7,495円、3連単の平均配当が71,043円と穴党にも出番のある一戦。1番人気が12連敗中でもあり、すんなりとは決まらない夏の大一番になりそうだ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、札幌記念の穴馬候補をピックアップ。ここでは「ノースブリッジ」を取り上げる。
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■ノースブリッジ
クイーンエリザベス2世C以来、3カ月半ぶりの復帰戦となるノースブリッジ。その前走では、果敢に先手を奪うと、残り200mまで前を譲らず、最後までしぶとく粘って3着に好走している。先着を許したのは、次走の安田記念で勝利した地元香港のロマンチックウォリアーと、今回主役のプログノーシス。相手関係を思えば、大健闘と言っていいだろう。
7日には主戦の岩田康誠を背に、美浦ウッドで一週前追い切りを敢行すると、11日に北海道入り。今回が初の滞在競馬となるが、札幌の環境にも適応しており、15日には芝コースで軽快な脚さばきを見せている。久々の実戦となるものの、力を出せるデキにあると見ていい。
札幌芝2000mは前にいるほど成績が良く、4角を1番手で通過した馬の成績は、過去10年で馬券内率48.5%。競合しそうな馬は前走で逃げたアウスヴァールくらいで、力の違いでハナを取り切っても良いし、“前に行けば行くほど良い”ので、番手でも十分チャンスがある。
また、前走QE2世C組は過去【1.1.0.1】。昨年のプログノーシスが同じ臨戦過程で勝利したように、ローテーションでも割り引く必要はない。さらに、国内で洋芝経験こそないものの、同じく洋芝のシャティンで好走しているため、むしろ野芝より得意まである。「展開×ローテ×舞台」で買い要素が多く、一発に賭けてみたい。
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