
第60回CBC賞(18日/GIII、中京芝1200m)は過去10年のうち6年で3連単の配当が10万円オーバー、昨年は49万円で2020年には244万円が飛び出した大波乱もありえる一戦。今年は有力馬の回避もあり穴馬台頭の可能性はより高まりそうだ。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、CBC賞の穴馬候補をピックアップ。ここでは「カンチェンジュンガ」を取り上げる。
◆【CBC賞2024予想/穴馬アナライズvol.3】フロックではなく「覚醒」と捉えるべき古豪の連続好走に注目 想定“12人気”以下の爆穴
■カンチェンジュンガ
今年初旬に2連勝して条件クラスを卒業すると、次走の春来Sでは、のちに函館スプリントSで重賞勝ちを飾ることとなる勝ち馬サトノレーヴの僅差5着に好走。そして、久々の重賞挑戦となった前走の北九州記念では、後方から上がり最速の脚で猛追し、3着モズメイメイからクビ差の4着に健闘。昇級後はあと一歩の競馬が続いているものの、このクラスでもやり合えるポテンシャルを示している。
特に掘り下げたいのは前走で、残り200mのところで行き場をなくし、頭を上げる致命的なシーンも。そこから外に持ち出されて再加速したが、最後は3着馬に脚色で勝っており、スムーズなら馬券内は十分にありえた競馬だった。
前走のダメージもなく、この中間は坂路で調整。1週前には自己ベストを1秒以上も更新する4F49秒8で登坂しており、さらに調子を上げてきている。ハンデも前走から据え置きの55キロなら許容範囲。初の左回りさえ克服できれば、高配当の使者となってもなんらおかしくはない。
◆【札幌記念2024予想/穴馬アナライズvol.1】絶好の「展開×ローテ×舞台」で買い要素が満載、前日オッズ“2桁”の盲点