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ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたカージナルス戦に「1番DH」で先発出場。5回の第3打席に38号ソロを放ち、2盗塁を決める活躍を見せた。
大谷はこれで今季の成績を38本塁打、37盗塁まで伸ばし、史上6人目の「40-40」達成を視界に入れた。MLB公式サイトが現在の大谷の状況について言及している。
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■メジャー30球団を制覇
大谷はこの日、初回の第1打席に四球、3回の第3打席に振り逃げでそれぞれ出塁すると、2つの二盗を成功させて今季の盗塁数を「37」まで伸ばした。
そして迎えた5回の第3打席、相手先発アンドレ・パランテ投手の3球目のナックルカーブを捉えると打球速度111.9マイル(約180.1キロ)の弾丸ライナーで右翼スタンドへ。4試合ぶりの一発で、メジャー30球団からの本塁打を達成した。
MLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者は、「オオタニがドジャースでは初の『40-40』達成に近づく」と題した記事を掲載。快挙を視界にとらえた大谷について振り返っている。
記事では大谷の8月の不調について「彼の基準からすると、この2週間は調子が少し落ちている」と言及。それでも、「メジャーリーグのシーズンにおいて、このスポーツ最大のスターであっても浮き沈みはあり得ることだ」とつづり、誰にでも訪れることだとみている。
デーブ・ロバーツ監督のコメントも掲載され、「今夜の打席は本当に良かったと思う」と指揮官。「塁上でも活躍し素晴らしかった。今夜はいい仕事をした」と走塁でも判断が光ったこの日のプレーを称賛した。
大谷はこれで121試合の出場で38本塁打、37盗塁に到達し、2006年にアルフォンソ・ソリアーノ氏が記録した147試合目での「40-40」達成の更新が視界に入った。パワーとスピードを武器に躍動する大谷の偉業達成が近づいてきた。
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