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ドジャースの大谷翔平投手は8月31日(日本時間9月1日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で先発出場。初回の第1打席に今季44号を放つなど、5打数1安打2打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
大谷は2打点を加えて98として、2021年以来自身2度目の大台が目前。タイトルを争うブレーブスのマルセル・オズナ外野手に並んでおり、残りシーズンで三冠王の可能性も残している。
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■前日からの2打席連続弾
大谷は初回の第1打席、相手先発メリル・ケリー投手の8球目カーブを捉えると、打球速度108.9マイル(約175.2キロ)の当たりが中堅スタンドへ。前日の最終打席から2打席連続となる今季44号となった。
大谷は無死満塁で迎えた第2打席には、ケリーの2球目のカットボールを再び中堅へ運び犠牲フライに。ドジャースに4点目をもたらした。その後は快音が聞かれなかった大谷だが、5打数1安打2打点で打撃三部門の成績は打率.293、44本塁打、98打点。この日のフィリーズ戦で4打数無安打に終わったオズナと並び、打点でトップに並んだ。
オズナに本塁打で7差をつけた大谷にとって、三冠王獲得にカギを握るのが首位打者のタイトル。パドレスのルイス・アラエス内野手がこの日、3打数2安打で打率を.309に上げてオズナの.307とわずかに差をつけた。大谷は8月に月間.235で打率を下げたものの、現時点でナ・リーグ5位の.293と依然として上位につける。9月の調子次第では逆転もまだ可能な位置である。
大谷は不調に苦しんだ時期もありながら、6月に並ぶ月間12本塁打と8月終盤に復調を見せた。「40-40」にも到達したなか、9月には2012年のミゲル・カブレラ氏以来12年ぶりの三冠王を視界に入れることができるか。
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