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ドジャースの大谷翔平投手は9月1日(日本時間2日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番DH」で先発出場し、4打数無安打だった。
この日は快音無しだったものの、前日の8月最終戦では2試合連発の44号アーチを放つなど調子を上げており、チームの勝利に貢献している。8月の活躍ぶりについて、現地メディアも注目している。
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■月間12本塁打、15盗塁はともにメジャー1位
米老舗スポーツ誌『スポーツイラストレイテッド』のマレン・アンガス・クームズ記者は「ショウヘイ・オオタニ、ドジャースで歴史的な8月を過ごす」と題した記事を掲載し、大谷の8月度の活躍について言及。
「ショウヘイ・オオタニは、野球の歴史に正式にその名を刻んだ。本塁打や盗塁をするたびに、その歴史は塗り替えられていく」とし、30日(同31日)に到達したメジャーリーグ史上初の「43本塁打43盗塁」の記録と、翌日の第1打席で放った2試合連続の44号ソロを報じた。
大谷の8月度の月間成績は打率.235、12本塁打、22打点、15盗塁。8月序盤は不振に苦しんだものの、後半で盛り返した。クームズ記者は「MLBの歴史上、12本以上の本塁打を打った月に、15盗塁以上という完璧な成績を同時に達成した選手は他にいない」と称賛。大谷は8月の本塁打数、盗塁数ともにメジャー全体で1位となったが、同月に両方の部門でトップに立つのは、1956年9月のウィリー・メイズ氏以来、実に68年ぶりのことだと評価した。
月間最優秀選手の発表は、近日中とされる。8月序盤は不振に喘いだ大谷だが、「43-43」を達成するなど月間成績では他を圧倒した。昨年7月以来、自身5度目の月間MVP受賞が期待される。
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