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今季歴史的な大敗が話題となっている、ア・リーグ中地区最下位のホワイトソックス。2日(日本時間3日)の試合にも敗れ、今季139試合で108敗目を喫した。
前日に1970年の球団ワースト記録を更新したばかりだが、状況は好転せず11連敗に。1960年にメッツが記録した最多敗戦「120敗」を回避するには、残り23試合で勝ち越しが絶対条件という厳しい状況に追い込まれた。
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■監督解任も効果はなく……
MLB公式のデータページ『Baseball Savant』によると、今季のホワイトソックスは2日(同3日)終了時点で、メジャーワースト2位のチーム打率.219と打線が振るわず。本塁打数109本、404打点、出塁率.277、OPS.615は断トツ最下位に落ち込んでいる。
加えて、チーム防御率4.89は“打者天国”の本拠地ロッキーズに次いでワースト2位。1イニングあたりの投球数17.54球は全球団でもっとも多く、四球数548はワースト。その他の成績も軒並み下位に低迷し、ポジティブな要素が何ひとつ見つからない。
7月10日(同11日)からはメジャー史上ワースト2位タイとなる「21連敗」を喫し、現在は今季3度目の二桁連敗を継続中。今季の得失点差は「-301」で、勝ち筋を見出すのが非常に困難な状態にある。8月7日(同8日)に、ペドロ・グリフォル監督を解任後も上向く気配がなく、同月は3勝22敗。オールスター以降で見ると41試合で4勝37敗、勝率は驚愕の「.098」となっている。
残り23試合12勝11敗で勝ち越せば、119敗止まりで「歴史上最弱」のレッテルは回避できるが……現状を見る限り、不名誉な新記録が生まれる可能性は高そうだ。
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