
フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が9日(日本時間10日)、本拠地でのレイズ戦に「1番DH」で先発出場。6回裏に先制の今季34号アーチを放った。試合は同点の9回裏に、2世選手のコディ・クレメンス内野手が適時打を放ってフィリーズがサヨナラ勝ち。ドジャースに並ぶ、両リーグトップの86勝目を挙げた。
週間MVPにも選出されたシュワーバーは、9月に入り直近7試合で6本塁打と量産モードに。ナ・リーグ本塁打部門でも、2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)を3本差で追走している。
◆“安打製造機”アラエス、3年連続の首位打者なるか 公式注目の驚愕スタッツ「115打席三振なし」
■本塁打部門では大谷翔平、オズナに続く3位
両チーム無得点で迎えた6回裏、1死走者なしでシュワーバーは相手2番手タイラー・アレクサンダー投手の2球目真ん中シンカーを豪快に振り抜くと、角度25度、速度113.3マイル(約182.3キロ)で舞い上がった打球は、満員の地元ファンが待ち受ける右中間スタンドへ。この日のチーム初安打、飛距離447フィート(約136.2メートル)の一打は、先制の今季34号アーチとなった。
米メディア『Barstool Philly』の公式Xは、「カイル・シュワーバーが月まで届く特大アーチでノーヒッターを粉砕した」と大興奮。MLB公式Xも「フィラデルフィアの観客を大いに沸かせた」と、第一報を伝えている。
シュワーバーは直近7戦で6アーチ。昨季打率.197で47本塁打を放った“ロマン砲”が、9月は打率4割と絶好調だ。先週は6試合で5本塁打、OPS1.654と打ちまくり週間MVPにも選出。現在34本塁打でナ・リーグ単独3位、トップの大谷翔平投手(ドジャース)とは12本差がついているが、2位のオズナには瞬く間に3本差まで接近している。
今季のフィリーズはライバルのブレーブスを抑え、ナ・リーグ東地区首位を独走中。ここまで142試合で86勝を挙げ、メジャー最高勝率の座をドジャースと争っている。
◆【動画アリ】シュワーバーの「激昂シーン」が大人気 悪名高き“名物審判”ヘルナンデスが引退発表、米メディアが迷場面を特集
◆大谷翔平とジャッジが最多アーチ争い、後半戦「本塁打数ランキング」 9月量産のシュワーバーが猛追の兆し
◆「ジャッジと大谷翔平どちらが歴史的なシーズン?」公式が徹底議論で意見真っ二つ 専門家9人による投票の結果は……
My word, what a Schwarbomb#RingTheBell pic.twitter.com/ygwFn1WVh8
— Philadelphia Phillies (@Phillies) September 10, 2024