
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は13日(日本時間14日)、本拠地でのレッドソックス戦に「3番中堅」で先発出場。7回裏に今季52号本塁打を放った。米複数メディアは、直近16試合ノーアーチだったスラッガーの衝撃的な一発を大々的に報じている。
◆76打席ぶり52号を放ったアーロン・ジャッジ 16試合ノーアーチは「知らなかった。本塁打にフォーカスしていないから」
■17試合ぶり値千金の一発
ア・リーグ東地区で長年ライバル関係にある、ヤンキースとレッドソックス。この日の試合序盤は、両チームの先発投手が好投する緊迫感のある展開に。6回表に吉田正尚外野手の2ランでレッドソックスが均衡を破ると、7回表にはトレバー・ストーリー内野手にも一発が飛び出し4点リードを奪った。
対するヤンキースは、劣勢の7回裏にグレイバー・トーレス内野手の適時打で反撃開始。1点を返し、3点ビハインドとなった無死満塁で打席に入ったジャッジが、値千金の52号グランドスラムを叩き込んだ。相手4番手カム・ブーザー投手の2球目真ん中フォーシームを豪快に捉えると、角度29度、打球速度101.9マイル(約163.9キロ)で舞い上がった打球は超満員のヤンキースタジアム左翼スタンドへ。17試合ぶりの一発が決勝点となり、ライバルとの一戦に勝利した。
米メディア『ニューヨーク・ポスト』は、「他の選手には普通のことだが、ジャッジにとっては乾いた砂漠のような16試合連続本塁打なしという記録を打ち破り、4万5292人の観客を熱狂させた」と、劇的な一打を称賛。「懸念を全てかき消す一打で、衝撃的な勝利を導いた」と惜しみない賛辞を贈った。
ジャッジの逆転弾で勝利したヤンキースは、ア・リーグ東地区首位をキープ。2位のオリオールズとのゲーム差を3に広げ、地区優勝へ向けて一歩前進した。
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◆“現役最強スイッチヒッター”がジャッジ&大谷翔平に続き40HR到達… 史上8人目の大台超え、オ軍29歳が送る歴史的シーズン
◆大谷翔平の本塁打王獲得が濃厚か ライバルのオズナが9月に急失速で10本差、残り15試合でタイトル争いの行方は……
Captain. Clutch. Grand. Slam.#ALLRISE pic.twitter.com/VBZxeP8cIW
— New York Yankees (@Yankees) September 14, 2024