【MLB】マリナーズが10ゲーム差の首位から転落、23年連続で地区優勝逃す 米記者落胆「忘れがたい、残念な一日」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】マリナーズが10ゲーム差の首位から転落、23年連続で地区優勝逃す 米記者落胆「忘れがたい、残念な一日」

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【MLB】マリナーズが10ゲーム差の首位から転落、23年連続で地区優勝逃す 米記者落胆「忘れがたい、残念な一日」
【MLB】マリナーズが10ゲーム差の首位から転落、23年連続で地区優勝逃す 米記者落胆「忘れがたい、残念な一日」 全 1 枚 拡大写真

ア・リーグ西地区2位のマリナーズは24日(日本時間25日)、敵地ミニッツメイド・パークでの首位アストロズ戦に3-4で逆転負け。今季の地区優勝の可能性が消滅した。これで、2001年を最後に23年連続で地区制覇ならず。

前半戦は2位以下に10ゲーム差以上をつけて独走していたが、歴史的な貧打とブルペン陣の低調であっという間に貯金を使い果たし、アストロズに4年連続で王座を奪われた。地元記者たちは、この日の敗戦を受けて次々と落胆の声を漏らしている。

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■長年の貧打は解消せず

今季のマリナーズは生え抜き揃いの先発ローテーションがフル回転し、メジャー全球団トップの防御率3.51を記録。とりわけ先発投手が優秀で、今季158試合消化し6回3失点以内のクオリティスタート(QS)を91回もマーク。75試合時点では、2位のアストロズに10ゲームの大差をつけて西地区首位を独走していた。

一方で、長年の課題とされてきた打線が今季も振るわず。ここまでメジャーワースト2位のチーム打率「.224」と低迷。球団創設48年間で、最低記録を更新する可能性が高まっている。貧打と相まってブルペン陣も例年より安定感を欠き、試合序盤のリードを守り切れないケースが増えた。7月が10勝14敗、8月も12勝14敗と足踏みをしている間に、着々と貯金を積み上げたアストロズに首位の座をさらわれた。

■担当記者からは嘆きの声

この日も逆転負けを喫し、23年連続で地区優勝ならず。MLB公式のマリナーズ担当ダニエル・クレイマー記者は、「アストロズに敗れ、マリナーズのア・リーグ西地区優勝の望みは絶たれた」と題した記事を公開。「望みが薄いワイルドカード争いに焦点を移さなければならない」と綴ると、地元メディア『The Seattle Times』のアダム・ジュード記者も自身のXに「またしても忘れがたい、残念な一日」と投稿。決定的な敗戦に失望を隠さなかった。

チームのキャプテンを務めるJ.P.クロフォード内野手は「自分の仕事ができなかった。もっと上手くやらなければならない。打席上ではタフな1年だった」と話すと、今季31発を放った扇の要カル・ローリー捕手は、「どんなチームでも、ましてや同じ地区で戦っている相手が喜ぶ姿を見るのは、いつもつらいものだ」と、敗戦を振り返った。

8月22日(同23日)には9年間指揮を執ったスコット・サービス監督が解任され、ダン・ウィルソン新監督とエドガー・マルティネス新打撃コーチが就任。23年前、イチローとともに地区優勝を経験したレジェンドふたりにチームを託したが、抜本的な解決には至らなかった。マリナーズはワイルドカード圏内まで2.5ゲーム差で残り4試合、奇跡を信じて全勝するしか道は残されていない。

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