
海外フリーエージェント(FA)権を行使してのメジャー挑戦を表明した巨人・菅野智之投手と、ポスティングシステムによるメジャー移籍が予想されている中日・小笠原慎之介投手。両投手の新天地候補に関して、米メディアが推測した。
◆メジャー挑戦が伝えられた巨人・菅野智之 契約内容は「2年36億円」と米メディア予想 今永昇太の活躍がベテランの獲得を後押しか
■レッドソックスやカージナルスの名前も
『ブリーチャー・レポート』のエリック・ビーストン記者は7日(日本時間8日)、FAに関する最新情報を更新。その中で菅野と小笠原を取り上げた。
今季15勝3敗、防御率1.67を挙げた菅野について、同記者は「日本でも最も優秀な投手の1人」と紹介。その上で「現在34歳のスガノに対しては、先発投手の補強を必要としているチームが多数入札するだろう」とし、レッドソックス、ジャイアンツ、カージナルス、カブスなどを新天地候補として挙げた。
また、今オフにFAとなるルイス・セベリーノ投手とホセ・キンタナ投手の動向次第では、メッツも移籍先として浮上すると予想。そのほか「先発投手が最大の弱点であり、今後もそうなりそうなドジャースも軽視できない」と主張した。
同記者は「スガノがメジャーでエースになれるかどうか不明だが、これまで残してきた数字(成績)はそうなる可能性を示している」と指摘。ただ、「最大の問題は年齢、そして球速がカギとなるメジャーで通用するかどうか」と不安点も提示しつつ、同記者は結論として「メッツが先発ローテを強化するためにスガノを契約する」と記した。
■ツインズ、カージナルスも新天地候補
一方、27歳の小笠原については「メジャーでも先発投手として活躍できる素質と可能性を持っている。そして、その才能を証明するために海を渡る準備もできている」と説明。獲得候補として、若手育成に定評があるブレーブスの名前を真っ先に挙げた。
ただ、「ツインズやカージナルスのようなチームも若くて生きのいい投手をローテーションに加えることで恩恵を受けるかもしれない」としたほか、「ジャイアンツも興味深い選択肢。フロントがファンの信頼を取り戻すために大胆な動きを見せる可能性がある」と言及。そして「ジャイアンツが獲得に動く」と結論付けた。
ベテラン右腕と若き左腕、それぞれ大きな注目を集めているようだ。
◆【速報/ライブ更新】「大谷翔平/全打席リアルタイム速報」地区シリーズ第4戦、崖っぷち救う豪快アーチで敗退阻止なるか【10月10日パドレス戦】
◆「あんなのはフィクション」名将が語る一世を風靡した“マネーボール”の真実とカムバックが続くベテラン監督の手腕とは?
◆大谷翔平との共闘案浮上 巨人・菅野智之の移籍先にドジャースを推す声 「低コストでも先発ローテに貢献できる」と投手陣再建に期待