ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は10日（日本時間11日）、11日（同12日）に行われるナ・リーグ地区シリーズ第5戦に向けた前日会見に出席。パドレス先発ダルビッシュ有投手の“攻略法”などについて語った。
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■「打線を活発化させる必要がある」
運命の第5戦、パドレスはダルビッシュを先発マウンドに送る。第2戦にも先発した同投手は、大谷翔平投手を3打数無安打に抑えるなどドジャース打線を7回3安打1失点に封じた。
ドジャースは、このベテラン右腕を打ち崩すことが勝利への近道となる。MLB公式サイトも「現実的には、ドジャースは（自軍の）投手起用がどうなろうと、ダルビッシュに対して打線を活発化させる必要がある」と指摘し、“打ち勝つ”ことを要求した。
会見に臨んだデーブ・ロバーツ監督も心得ており、「我々がまずすべきことは、どんな時でも打つ準備を整えておくことだと思う。ユウは簡単には崩れないが、彼がスライダーやカーブをストライクゾーンに投げてきた時、あるいは速球でコントロールミスをした時、そのボールを打つ準備をしておかなければならない。序盤で彼にプレッシャーをかけることができれば、こちらが有利に立てると感じている」と明かした。
■ベッツ、フリーマン、マンシーに期待
MLB公式サイトは「ドジャースにとって、早めにダルビッシュを攻め立てることが重要になる。その点で言えば、ショウヘイ・オオタニが先頭打者であるということ、そして彼はダルビッシュを打つ能力を十分に備えているというのは心強い」とし、打倒ダルビッシュのキーマンとしてリードオフを指名した。
しかし、2人の対戦成績は通算8打数1安打であり、大谷が苦戦している。そこで同サイトは「オオタニには期待するが、彼以外のラインナップも改善が必要だ」とし、特にダルビッシュとの対戦経験が豊富なムーキー・ベッツ外野手、フレディ・フリーマン内野手、マックス・マンシー内野手に奮起を促した。
同サイトは「負けたら終わりの一発勝負では、もしダルビッシュが苦境に立たされた場合、パドレスはすぐに自慢の救援陣を送りこむだろう。しかし、ドジャースにとって勝利のカギは非常にシンプルだ。ダルビッシュを序盤で攻略する方法を見つけることだ。これは彼らがポストシーズンでまだ成し遂げていないことになる」と訴えた。
第2戦と同じ轍を踏まないことが、リーグ優勝決定シリーズ進出への道となるようだ。
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