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ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、メッツとのリーグ優勝決定シリーズの第3戦を翌日に控え、敵地シティフィールドで報道陣の取材に応じた。ここまでポストシーズン7試合に出場して打率.222、1本塁打、5打点、OPS.677。得点圏では5打数4安打と要所では結果を残しているものの、やや物足りない成績となっている。米メディアからは、打撃に関する質問が相次いだ。
MLB公式サイトは「オオタニは得点圏で止められない存在だが、しかし……」と題した記事を掲載。会見でデーブ・ロバーツ監督が語った「打順変更」の話題について触れている。
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■ロバーツ監督「打順変更はあり得ない」
今季ドジャースに移籍したメジャー7年目の大谷は、キャリア初のポストシーズンに出場中。ここまで7試合で打率.222(27打数6安打)、1本塁打、5打点、OPS.677の成績を残している。地区シリーズ第1戦では、3点ビハインドの場面で値千金の同点3ランを放つなど、華々しい“デビュー”を飾ったが、その後は本塁打が出ていない。得点圏では5打数4安打で、レギュラーシーズン終盤を彷彿とさせる勝負強さが際立つも、走者なしの場面では21打席で19打数無安打2四球10三振と振るわないのが気がかりだ。
MLB公式サイトは同記事の中で、取材に応じたロバーツ監督のコメントを引用。指揮官は「ショウヘイを3番や4番に回すのは、あり得ないこと」と、大谷の打順変更について否定。「ショウヘイが、得点圏に走者を置いても安打を打てないという懸念がシーズン序盤にはたくさんあったのに、今は彼が安打を打てるよう塁上に走者を出す方法を見つけようとしている。ちょっと滑稽だね」と語った。
大谷自身は「打順に関しては、僕の仕事ではない。どのような状況であろうと、どのような布陣であろうと、可能な限り柔軟に対応するつもり」と通訳を通して答えている。リーグ優勝決定シリーズは、現在1勝1敗。第3戦からは、今季5月29日(同30日)に本塁打を放った敵地シティーフィールドでの3連戦に臨む。自らのバットで周囲の雑音を吹き飛ばせるか。
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