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ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地で行われたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番DH」で先発出場。8回にポストシーズン2号となる3ランを放つなど、4打数1安打3打点でチームの勝利(8-1)に貢献。対戦成績はドジャースの2勝1敗となった。
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■得点圏では無類の強さを発揮
4-0の8回1死一、二塁で迎えた大谷の第5打席。相手3番手タイラー・メギル投手の内角カットボールを捉えると、打球は高々と舞い上がり、右翼ポール際へ着弾。フェアゾーンに入ったことを確認し、ダイヤモンドを一周した。
ポストシーズン2号は、打球速度115.9マイル(約186.4キロ)、打球飛距離410フィート(約125メートル)、打球角度37度をマークする豪快な一撃だった。
これでポストシーズン8試合を終えて、無走者では22打数無安打と快音が響かないものの、走者を置いた場面では9打数7安打(得点圏では6打数5安打)となっており、驚異の勝負強さを発揮している。
試合後、大谷について聞かれたムーキー・ベッツ内野手は「みんなが、なぜショウヘイのことを話しているのか分からない。彼は毎日フィールドで最高の選手だ」と話し、スランプ説が飛び交っていることに納得がいかない様子。そして「走者がいない時にヒットを打ってない? そんなの気にすることじゃない。何と言ってもショウヘイ・オオタニだよ。彼が打席に立つたびに、みんな何かが起こることを期待しているんだ」とコメントした。
■キケ「打球が落ちてこない」
その上で「まあ、そこが問題なんだ。彼があまりにも多くの素晴らしいことをしてきたから、それが当たり前になっている。でも、(無走者で)20打席くらい安打を打てなくたって、そういうこともある。彼も普通の人間だよ。それがショウヘイ・オオタニだ」と話し、擁護した。
一方、被弾したメギルは「高めのインコースに投げようとしていたんだ。でも、彼の得意なコースに投げてしまった。そして、彼はそれをスタンドの上段にぶち込んだんだ」とあきれ顔。また、同じくこの日本塁打を放ったキケ・ヘルナンデス内野手は「ショウヘイが打ったボールは、まだ着地していないよ」とジョークを飛ばしつつ、豪快な一発を称賛した。
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