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ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が25日(日本時間26日)、ワールドシリーズ(WS)第1戦の試合前に会見を行ったが、佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)に関する質問に対し、「今、それを本気で聞くのか」と憤りを見せる場面があった。米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』などが伝えている。
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■「今それは重要じゃない」と憤慨
会見場に緊張感が漂った。WS第1戦を控え、チーム状況に関する質問が飛び交う中、ある記者が、佐々木について問いかけた。
ポスティングを利用してのメジャー移籍が噂される右腕を巡っては、WS進出チームであるドジャースやヤンキースが獲得に乗り出すとされており、それを踏まえて見解を聞こうとしたのだが、タイミングが悪かった。
「本気でそんなことを聞くのか? 本当にその質問なのか。今はワールドシリーズだぞ。信じられない。本当に今それは重要じゃない。まったくもって非常識だ。ありえないよ」と語気を荒げた。
『CLUTCH POINTS』はこの時の様子を記事化。「ロウキ・ササキの質問に対して、フリードマンが激怒。フリードマンはワールドシリーズに集中」と題して、公開した。
■ド軍などメジャー5球団が今月視察
思わぬハプニングが飛び出したが、すべては佐々木に対する関心度の高さが理由。前日の24日(同25日)には米スポーツメディア『The Athletic』が「ドジャース、ヤンキースのほかメッツ、ダイヤモンドバックス、レッドソックスの5球団が今月、ササキ視察のため球団幹部を日本に送り込んだ」と伝えたばかり。
質問した記者は、その報道も念頭に質問したのだが、WS直前の質問としては相応しくないと一蹴された形だ。
『CLUTCH POINTS』も「ワールドシリーズが終了し、オフシーズンに注目が集まったら、改めてロウキ・ササキ獲得の可能性について尋ねるのが最善だろう」とクギを刺していた。
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