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ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に「1番DH」で先発出場。7回の第4打席に四球で出塁後、盗塁を試みた際に左肩を負傷した。
チームはヤンキースに4-2で勝利し連勝スタートを飾ったなか、不動のリードオフマンを襲った緊急事態。公式サイトが試合後の指揮官やチームメイトの声を伝えている。
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■ドジャースタジアムを襲った緊迫感
大谷にとって初めてのポストシーズンでワールドシリーズへ進出。悪くない流れのまま進んでいたなかアクシデントが襲った。
7回の第4打席、大谷は1死走者なしでクレイ・ホームズ投手から四球を選び出塁し、3番のテオスカー・ヘルナンデス外野手の打席中に盗塁を試みたが失敗。問題はこの直後、大谷は苦痛に顔をゆがめたまま立ち上がることができずにトレーナーを呼び、「肩、左肩ですね、たぶん」と語り、デーブ・ロバーツ監督も見守るなかベンチへ下がった。大谷のまさかの光景にドジャースタジアムには緊迫感が漂った。
MLB公式サイトは試合後の大谷の状態について言及、ロバーツ監督の発言を掲載。大谷は左肩の亜脱臼(部分脱臼)のために退いたと明かされた。
ロバーツ監督は「今夜か明日のどこかで検査を受け、数日後にはもう少し詳細が明らかになる」と語ったうえで、「筋力の面は素晴らしいし、可動域も良好だ。その面では希望を与えてくれる」と現在の大谷について発言。そのなかで大谷抜きのチーム編成が迫られるかについては、「まだそこには至っていない」と検査結果次第だと見られている。
■今シリーズ好調を維持するエドマン
リーグ優勝決定シリーズではMVPに輝いたトミー・エドマン内野手は「もちろんそれは残念なことだ」と大谷について切り出すと、「彼は野球界最高の選手であり、グラウンドで痛みに苦しんでいる姿を見るのはいい気分ではない」とその思いを明かす。
さらに、「どんな報道が出ているかは分からないが、我々は彼が早く回復することを期待している。彼のために思いと祈りを捧げる」と述べ、世界一をかけて戦うチームメイトを気遣った。
ドジャースは本拠地で連勝を飾り、28日(同29日)に敵地ヤンキースタジアムへ乗り込み王手をかけて戦うことになる。まさかのアクシデントが襲った大谷の検査結果と、第3戦以降も出場できるかは注目となる。
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