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ドジャースは28日(日本時間29日)、ワールドシリーズ第3戦でヤンキースを4ー2で下し、“世界一”に王手をかけた。この試合で先発投手を務めたウォーカー・ビューラー投手は、5回76球を投げて2安打5奪三振無失点の好投を披露しマウンドを降りた。
好投した30歳右腕の働きに、現地記者は称賛の声を惜しまなかった。
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■ドジャースの先発陣が“頂上決戦”で本領を発揮
ヤンキース打線を5回無失点に抑えたビューラーが降板すると、現地メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は自身のXを更新。「プレーオフ前、ウォーカー・ビューラーはビッグゲームでの自身の評判について次のように語った。「それは私が唯一気にかけていることなんです」 彼は期待以上の生き方を示しました。彼は12イニング連続無失点を記録している」と絶賛。試合前にデーブ・ロバーツ監督が語った「ウォーカーはビッグゲームで活躍する。敵地でも動じることがない」との信頼に応えたかたちだ。また、カムラス記者はビューラーの直近2試合の成績を紹介し、ナ・リーグ優勝決定シリーズでのメッツとの第3戦では4回3安打6奪三振無失点、この日のワールドシリーズ第3戦で5回2安打5奪三振無失点と、大舞台での12回連続無失点記録を評価した。
続けて、「ポストシーズンでは先発投手陣がドジャースの弱点になるはずだった。ところが、彼らはワールドシリーズで圧倒的な強さを見せた」と、ワールドシリーズに登板したジャック・フラハティ投手、山本由伸投手も含めたワールドシリーズ先発陣の働きも賞賛。
第1戦に先発したフラハティは10月18日(同19日)のメッツ戦で3回8失点と大炎上したが、ワールドシリーズの第1戦では5回1/3を投げて5安打6奪三振2失点をマーク。山本は、5日(同6日)の地区シリーズ、パドレスとの第1戦では3回5安打5失点を許したものの、その後11日(同12日)の第5戦では5回2安打無失点、17日(同18日)のメッツ戦では4回1/3を投げて4安打8奪三振2失点、ワールドシリーズ第2戦ではヤンキース相手に6回1/3を投げて1安打4奪三振1失点と、チームの勝利に貢献している。
ドジャースはヤンキースとのワールドシリーズでここまで3勝0敗。4年ぶりのワールドシリーズ制覇に王手をかけた。
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