
MLBでは4日(日本時間5日)、各球団からフリーエージェント(FA)となった選手に対してクオリファイング・オファー(QO)が提示された。今オフ対象となったのは、フアン・ソト外野手(ヤンキース)、ピート・アロンソ内野手(メッツ)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(ドジャース)、コービン・バーンズ投手(オリオールズ)など合計13選手。
提示を受けた選手は10日以内に受諾、もしくは拒否の決断する必要がある。
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■過去のQO受諾は13選手のみ

ヤンキースのフアン・ソト(C)Getty Images
QOはFAとなった選手の元所属球団が、優先的に1年契約での残留オファーを行う仕組み。提示金額は年俸上位125選手の平均から算出され、今季は2105万ドル(約32億円)となっている。提示を受けた選手がQOを拒否して他球団と契約した場合、元所属球団はドラフト指名権を補償として得ることが可能だ。
QOが導入された2012年オフ以降、受諾して残留したのは13選手のみとレアケース。多くのFA選手が他球団との契約交渉に臨むが、元所属球団としても補償を得る機会を失わないようにまずはQOを提示する流れとなっている。
今オフ、QOを提示された13選手と今季の成績は以下の通り。
■2024年オフ 球団別クオリファイング・オファー対象選手一覧
ヤンキース
・フアン・ソト外野手(26歳)打率.288、41本塁打、109打点
オリオールズ
・コービン・バーンズ投手(30歳)15勝9敗、防御率2.92
・アンソニー・サンタンダー外野手(30歳)打率.235、44本塁打、102打点
レッドソックス
・ニック・ピベッタ投手(31歳)6勝12敗、防御率4.14
アストロズ
・アレックス・ブレグマン内野手(30歳)打率.260、26本塁打、75打点
ブレーブス
・マックス・フリード投手(30歳)11勝10敗、防御率3.25
ブルワーズ
・ウィリー・アダメス内野手(29歳)打率.251、32本塁打、112打点
メッツ
・ピート・アロンソ内野手(29歳)打率.240、34本塁打、88打点
・ショーン・マナイア投手(32歳)12勝6敗、防御率3.47
・ルイス・セベリーノ投手(30歳)11勝7敗、防御率3.91
ドジャース
・テオスカー・ヘルナンデス外野手(32歳)打率.272、33本塁打、99打点
ダイヤモンドバックス
・クリスチャン・ウォーカー内野手(33歳)打率.251、26本塁打、84打点
レッズ
・ニック・マルティネス投手(34歳)10勝7敗、防御率3.10
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