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メジャーリーグ選手会は19日(日本時間20日)、ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手ら12選手がクオリファイング・オファー(QO)を拒否したと発表。
QOとは、FA選手の元所属球団が「決められた金額の1年契約」を提示し残留を要請する制度。金額は今季の年俸「上位125選手の平均」と決められており、今オフは2105万ドル(約32億円)。QOを拒否した選手が他球団へ移籍した場合、元所属球団はドラフト指名権で補償を得ることができる。
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■勝負強い打撃で世界一に貢献
ヘルナンデスは今季1年2350万ドル(約36億円)でドジャースに入団。レギュラーシーズンでは154試合に出場し、打率.272、33本塁打、99打点と勝負強い打撃でチームをけん引。ポストシーズンでも要所で結果残し、世界一奪還に貢献した。ドジャース残留を熱望しており、今後は希望とする複数年契約を結べるかが焦点となりそうだ。
QOは、元所属球団側が「万が一移籍された場合に」補償を得るためのオファーという色合いが強く、大物選手には拒否される前提で提示するのが現状。全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者らが、ヘルナンデスの動きに「驚きはない」と報じるなど、ここまでは既定路線と言ったところ。
ヘルナンデスは今後、ドジャースを含めた複数球団と交渉して所属先を探っていくことになるが、果たしてどうなるか。
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